食えん〜〜
2004/04/29 (木)

本日、種蒔き。9口目。レタス5100本 サニーレタス2100本分
(オリンピア 15枚、ラプトル2枚、サマーレッド4枚、レッドファイヤー3枚)

試しにトマト マイクロトムを近くの直売所に出してみる。1鉢200円。出した途端に目の前で2鉢売れる。

種蒔きの後、圃場番号1番のマルチ張りの続き。

午後3時頃、マルチ張り終了。この畑の隅には先日植えたジャガイモがある。少し芽が出はじめているが、雑草も芽が出はじめている。畝を削って除草。しかしながら、土中にもたくさんの芽がでた雑草、そう、たくさんの雑草の芽が土に埋もれているのだ! 畝を削っても、土の中から新たな雑草の芽が出てくる。これは、日光があたったことにより、しっかりと伸びてくるだろう。
この畑は、相当期間、荒れて草ボウボウになっていたところを借りたもの。今年で作付けは三年目だが、荒れた期間に蓄積された雑草の種はなかなか絶えてくれない。

レタスのマルチの脇に、自家用野菜のマルチを張る。ここには、ヤーコンとサツマイモを植える予定。土が露出している部分には、後で藁を敷詰める予定。そうでないと、雑草がはびこって手におえなくなる。藁が足りない部分はマルチ麦を播いてみよう。

夜、Nさんの家に行き蕎麦をごちそうになる。
Nさんがご自分で、育てて収穫し、ご自身が打った蕎麦。
これでもか! という位のたくさんの蕎麦を出して下さった。
農作業で腹がへっているんじゃないかというお気遣いだと勝手に解釈してたらふく頂く。
もちろん、ツユもNさんのオリジナルのもの。

大変なご馳走である。それに蕎麦もつゆも見事! 新蕎麦なら、さらに美味いだろう。絶品に違いない。

Nさんは、この夏に定年退職なさることになっている。子供の時から都会育ちで、農作業の経験は無い方なのだが、ここ数年の週末農業でメキメキとそちらの方も上達されたようだ。
Nさんくらいの年代の方でも、同じく都会育ちの同級生の方の中には、ナスがどんな風に成っているか知らない人がいるそうである。二十歳くらいの若者なら分かるが、この話にはいささか驚いた。

当初、Nさんも会社の仲間などを呼んで、秋には蕎麦をふるまっていたりしたそうだが、昨年からピタリと止めてしまったそうだ。理由を尋ねると、確かにみんな「美味しい」とは言ってくれる。しかし、この畑作りから始まって、この蕎麦になるまでどんなに大変な事なのか分かってくれる人がいなかったらしく、大変むなしくなってしまったそうだ。

自分も、全く心情は理解できる。宅配で米や野菜を送っている農家の人も、このように感じる事があるのではなかろうか。精神的にくじける事があるに違いないと思う。
「お金を出して買うお客さんが、わざわざ作っている人のことを考える必要があるの?」と思う人もいるかもしれない。確かに一理あるように思えるけれど、事に食べ物については自分はそうは思わない。そう考える人は、同じように食べる人のことなど考えずに作られた食べ物を食べておけばよろしい。

画像はマルチを張りかけの1番の畑。白マルチがまぶしい。

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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