学校給食
2004/04/19 (月)

朝から今にも降りそうな天気...でも降らない。一日、しっかりとした雨が欲しい。

午前中、トラクターの点検。昨日、耕している時に聞きなれない音がするので気になっていたのだ。
音のする辺りをよく観察。土ぼこりがついて真っ黒なのであるが、部品と部品のごく狭い隙間に、土ぼこりに埋もれてグリスアップ用のニップルがあった。あれ〜、こんなところにニップルがあるなんて気がつかなかった。今まで一度もグリスアップした事なんてないぞ〜
早速、グリスガンを持ってくるが、先っぽがストレートのグリスガンではニップルに届かない。急遽、金物屋に走って先っぽのホースを買ってきて付け替える。

グリスを「チューゥ」と注入。早速、試運転すると気になっていた音が収まった。グリスが切れたのね...ついでだから、他の各ニップルにもグリスを注入。

その後、昨日、耕し切れなかった圃場番号6番の上半分を耕す。

午後、学校給食の地域食材会議。昨年度は、日にちを決めてその日は地域の食材で給食を作るというものだったが、今年はこれを更に一歩進めて、通常の給食にも地域の食材を積極的に使いたいとのことであった。

会議に出てきたのは2/3が女性。ナントカ会という任意の会やJAの婦人部の方々。男性陣は、ほとんどが新規就農者..つまりはヨソ者。地元の既存の農家の方は、こういった事にはとんと興味が無いらしい。

食材の調達は、栄養士さんが行う訳だが、地域の食材を個々の農家や個人から調達するとなると、とても手間がたいへんだとの事。それは確かにそうだ。今まで、業者に注文表だけ送っておけば、きちんと指定の日に指定の物が納品されてきた。
しかし、個々の農家や個人から買う訳だから、誰のところで何が揃うか聞いて歩かねばいけないし、一軒の農家で食材が揃わなければ足りない分を他の所から暢達してこなければならない。例えばジャガイモが100Kg必要だとしたら、Aさんが50Kgしか用意できなければ、他に出荷できる人を探してBさんから残りの50Kgを調達してこなければならない。そうすれば、AさんとBさんの芋では、当然、品質や大きさもちがうだろうし、品種も違うかもしれない。これらは、全て調理師さんの負担となる。

更にやっかいなのは、支払いの問題。業者納入なら、全部ひっくるめて一ヶ月分を一回の支払いで済ますことができる。しかし、個々の農家が納入となると、納入した量だけ支払ということになるので、計算処理や振込などの処理が大変になる。

こういった事情もあるのだが、今、こちらで活躍されている栄養士さんは熱心な方で、安定的に、かつ、栄養士の配置転換があって他の人に代わっても継続できるような地場野菜の供給体制を作ろうとしているようだ。

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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