農薬
2004/03/31 (水)

雨上がり。
午前中は、オフ用の珍野菜の苗の鉢上げ。
昨年まで使っていた用土は肥料が強すぎるので、今年はもっと弱いものに変えてみた。表示を見る限り、レタスの育苗に使っているものと同じ位の強さだから大丈夫だろう..

昼、市場から電話。
先日、提出した栽培計画書について質問があるという。
栽培計画書とは、栽培・出荷する作物の種類や品種、使用予定の資材(肥料・農薬)などを記したものである。
提出した、使用予定農薬一覧表に、ウチが栽培する作物に適用が無いものがあるという。市場の人が疑問に思って普及所に聞いたら「適用無し」という返事だったらしいので、あわててこちらに電話してきた様子。

はて、おかしな話である。昨年の農薬取締法の改正で新たに使えるようになったハズだが...農薬屋の資料にも記載があるし、こちらも農林水産省のHPで確認してある。

とりあえず、昨年、新たに適用になったはずだという旨連絡する。念のため、農林水産省のHPの該当の農薬の項目をページ印刷してFAXしておいた。返事は無い...栽培計画は書かせるだけかかせておいて、ロクに見てないのかなぁ..と思っていたがそうでもないみたいだ。ちょっと安心。

昨年、降り続く雨の中、レタスにべと病が出て困った事があった。しかも、今まで使っていたベト病用の農薬 サンドファンCが製造中止になってしまい、手に入らなくなってしまった。他にもベト病の薬はあるけれど、最近の薬を除けば、サンドファンはよく効くと思っていた。
色々調べたが、レタスのベト病に登録のある薬はそんなに多くはない。
普及員なら、何か知っているだろうと思い、ちょうど出会ったところで聞いてみたら、返ってきた答えが「ホライズン!」
ん〜〜〜〜〜〜〜〜 使えば効く事は分かっているんだけどね〜〜 レタスの登録が無いのよ...その方の一時的な勘違いであって欲しい...他でも同じ指導してなければ良いけど..
結局、薬害のとても出やすいアミスターをだましだまし散布したっけ。

午後は、肥料散布。レタスの4枚目の畑。約9アール。
昨日、奥さんに木炭粉を撒いてもらった畑に、更にトウモロコシの粉肥料 200リットル。時間があったので、その下の畑(レタス畑の予定 約12アール)に木炭粉 120Kg、血粉120Kgを散布。
四枚目の畑は、その後すぐに耕す。自分が、耕している間に、先日、マルチを張ったサニーレタス用の畑(約22アール)を奥さんのゴロかけしておいてもらう。
四枚目の畑を耕し終わっても、まだ日暮れには時間があったので、その隣の畑(約6アール)を耕しておく。切りわらが土の表面にたくさん出てきているので耕して腐熟を促進させる。

さて、ここでこの日記をお読みの方に問題。
次のうち、正しい農薬の使い方はA〜Dのうちどれでしょう?

(問題)
レタスの腐敗病の農薬Aを散布しようと思います。もちろん、レタスに適用のある農薬です。使用濃度は1000〜2000倍となっています。散布する薬の量は、規定の通りとします。

A.このところ雨が多くて病気が発生しやすいし、濃いほうがよく効くと思って800倍の濃度で散布。
B.使用濃度の上限いっぱいの1000倍で散布
C.薄くてもよく効くので、使用濃度の下限いっぱい2000倍で散布
D.程々に効けば良いし、できるだけ薄くした方が農薬代も助かる。それに食べる人への心遣いになると思って4000倍で散布

さあ、正解はどれ?

 
ohyakusyou2001の地産地消日記
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