2004/01/13 (火)
今、英語のレッスンに使っているラジカセは、電気店で1980円で売られていたものだ。ラジカセが2000円足らずなんて安い、安すぎる。
私は安いのは嬉しいが、素直に正直に喜べるかというとそうでもない。この日記をお読みの方はどうだろうか?
物が安いというと、資源の浪費につながるという話は良く聞くが果たしてそれだけだろうか? 例えばの話、100円ショップ。その製品が作られている場面を想像して欲しい。たとえ、100円のものでも、その製品の生産には多くの人が関り、知恵や工夫を凝らして作っているに違いないと思う。 しかし、ただ、100円という値段だけで私たちは、それらの人達の努力や工夫までも否定し、知らず知らずのうちに見下してしまっている事はないだろうか。これがTV通販などでよく見る、オマケの品物なら尚更の事である。誰が、おまけで付いてきた品物を作った人に尊厳をはらうことができようか。
品物に付けられた値段。これを見た途端に、思考が停止しそれらの開発や生産などに関った人達の努力や工夫には思いが及ばない癖がついてしまっているような気がする。
このような考え方が染み付いてしまうと、やがて他人の事を思いやる、人の行いを正しく評価する、そんな能力が衰えていってしまうのではないか..そんな気さえしてくる。
吹雪の中、今日はそんな事を考えた。
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