ボルケーノ
2003/12/11 (木)

宿は変わってボルケーノのB&B Country Goose。
ジョアンおばちゃまが切り盛りする宿である。

夕べは、部屋に備え付けのDVDで映画を見ながら寝てしまった。朝、アラームで目覚める。簡単に身支度を整えて、早速朝食会場へ...

もう、ジョアンさんがすっかり朝食の用意を整えていた。
「あなたたちが最初に来ると思っていたわ」とジョーンさん。
焼きたてのワッフル、スクランブルエッグ、ベーコン、ホームメイドのクッキー、ジャム、フルーツなどなど...

ジョアンさんは、とてもおしゃべり好き。昔住んでいたというピッツバーグの話、ヒロに住んでいる娘の話、こちらが農家だと分かると家庭菜園の話などなど..でも悲しいかな、明らかに分かりやすくしゃべってくれているのに、1/3位しか内容が分からない。

ジョアンさんによると、今朝3時頃、少し大きな地震があったそうだ。おばちゃまはそれで目が覚めたらしい。私たちは全然気が付かなかった。

本日の観光開始..キラウェアに向かう。公園の入り口で入場料を払い、まずはクレーターリムドライブ(火口一周道路)へ車を進める。道の脇で、何ヶ所も岩の割れ目から水蒸気が上がっているのが見える。割れ目をのぞきこんできると、たくさんのコインが投げ込まれていた。

火口を半分位まわったところで、ひときわ新しい大きな火口が出現する。ハレマウマウクレーターだ。1924年に大爆発を起こした火口である。駐車場に車を止めて、展望台へ向かう。

火口の底は、まるで昨日までドロドロの溶岩があったかのような様相を呈している。まだ、あちこちから水蒸気が上がっている。風にのって硫黄の臭いもしてくる。まさに壮大な風景だ。

火口の脇には、火山の女神ペレをなだめようとする信心深い人達の供え物が絶えない。展望台から、さらにハレマウマウトレイルを800mほど進む。溶岩石の真っ只中、そこは1982年に流出した溶岩だった。

今度は、車をチェーン オブ クレーターズロードに進める。この道路は、以前、パホアまで繋がっていたのだが1988年流出が始まった溶岩流で寸断されたままとなっている。その後も度々、溶岩流は流れ出し、90年にはカパアナの村を飲み込み、その度に道路の寸断区間も長さを増している。

チェーン オブ クレータズロードをしばらく進むと、おびたただしい量の溶岩石が道路の行く手をさえぎり、ここが道路の終点となる。今年の春、また溶岩が流れ出して新たに道路を埋めたとのことだ。

その後は、溶岩洞窟、ジャガー博物館を見学して公園の外に出る。夕食まで、まだ時間があるので近くにあるアカツカオーキットガーデン(アカツカ蘭園)へ。
ここは、蘭の栽培・販売をして行っているガーデンである。蘭の苗をフラスコにいれて販売していたのはちょっと驚き。

夕食は、ボルケーノビレッジ内にあるキラウェアロッジにて。天井からクリスマスの飾りがいくつもぶら下がっている。スタッフが作ったもので、お客さんからどの飾りが素晴らしいかの投票を受付けているらしい「優勝しても、あまり大した賞品は出ないのよ..去年は大きな傘だったわ(笑)」とは、担当したウエイトレスの話。

画像は左から...
ハレマウマウクレーター。火山の神 ペレをなだめる為の花がささげられている。
チェーン オブ クレーターズロードの終点。
アカツカ オーキッド ガーデン

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ohyakusyou2001の地産地消日記
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