骨董市と目利き合戦と叔父様御酒をめしあがれ
2004/10/28 (木)

hare.gif 朝から畑作業に勤しむ。粘土質の畑土に籾殻を混ぜ込んで耕した。そのままの籾殻は種子の発芽を抑制するとか色々問題もあるらしいのだけど、つい勢いで混ぜ込んでしまった。雨の後しばらくしてスコップを入れると、瓦でも焼くのかい?ってほどスパッと鋭い切り口が立つ土をなんとかしないとなぁ。木曽カブ、赤大根を播種。

 午後、お不動さんの蚤の市へ。
骨董市は面白い。自称「目利き」の年配男性が「これは○○の作だ。ほら、ひっくり返すとここにヘソあるだろ?こりゃ江戸時代のもんだよ」と熱心に解説してくれる。ふふふ・・・、そう見せかけて、ヘソ付けて古色付けて売ってる平成の作だったりして。
 赤絵の大皿を何十枚も持っていると自慢する、ひとの良い見知らぬオジサンの後ろで店主がニヤ〜と笑っている。きっと私もニヤ〜と笑っていたに違いない。

 実にいい感じの置時計を見ていたら、それはかなり古いモノですよ細工がいいでしょ?っと店主が売り込んでくる。念のため裏返して小さな隙間から内部を覗くと、ゼンマイを保護してると思しきプラスチックの部品の一部が見えた。あ、危なかった〜。
 
 他には銀細工・・・と見せかけて実は真鍮でしょう〜というカニのネクタイピンも欲しかったが高すぎた。物凄く細密に彫られたカニがイカしてたんだがなぁ。結局、昭和8年出版の料理の本を一冊買ってきただけなのだ。でもこれが、めちゃくちゃ面白い本だった。

だって、

「叔父様がいらしつたから、一口差し上げて、とお母様からおっしゃられて台所に立ってみても、なんにもお肴が無いときは一番困ります。 さうしたお親しい方は、日頃ご酒がお好きだから差し上げるのですから、いま顔を見たら、もうご酒が出た、といふほど敏速なことが第一のご馳走でございます」

なぁんて調子なのだ。つまり飲兵衛には玄関開けたら2分で酒。



(画像1)蚤の市。今日はお店も客も少ない方。午後遅く行ったからかも。入り口の店の蕎麦ちょこコレクションは見ていて楽しい。

(画像2)落書き有りで状態が良くないのでオマケしてもらった。カゴメケチャップの広告で、会社の住所が名古屋市外上野村になっている。

(画像3)なんの解説もないのですが、ちゃっかりとミニーちゃんがおります。他の頁にはミッキーも。もちろんディズニーのマークなんぞ入っていないのだ。

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にゃんこ堂の家庭菜園日誌
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