鬼の霍乱とほうれん草と青空のヘリ
2004/10/24 (日)

hare.gif  朝から畑作業に忙しい。昨日の寒じめホウレン草に続いて、今日は「スィートほうれん草」「元気モリモリほうれん草」なる物を播種。なんじゃぁこりゃあっって思わず買って来たものだけど、「元気モリモリ」の方は蓋を開けたらタキイのトライだった。まぎらわしいぞーっ種屋。スィートほうれん草の方は謎のままだ。

 なんとKさんが風邪をひいた。咳がひどいし、声も枯れてほとんど出ない状態なのに畑にやって来ている。しかも勝負靴の地下足袋履いて。

「見ました?S木くん、弱っている今がチャンスですよ。Kさんを倒しましょう」
「うむうむ、鬼の霍乱って奴ですね。倒しましょう!畑2枚あるから山分けしましょうね」

 などと馬鹿を言って笑う畑の真上を、ヘリが何機も何機も通っていく。ここは甲信越方面への自衛隊機の飛行ルートになっているのだ。昨夜も深夜一時過ぎに大きな音をたててヘリコプターが通って行った。みな新潟の被災地へ向かうのである。
 みんな鍬の手を休めて、目庇で空を見上げる。Kさんがガラガラ声で言う。

「御巣鷹の時を思い出すなぁ、アン時もこんなんしてヘリが一日中飛んでったでよう・・・」

 午後、ホームセンターでトンネル用の農ビや寒冷紗などを買ってくる。長雨で種蒔きがだいぶ遅れてしまったので、保温で追いつこうという算段。

 畑をやめた御婦人が、家からわざわざ寒冷紗のお古と農薬などを持ってきてくれる。農薬はほとんど使わないのだが、スクーターで届けてくれた好意が有難いので頂戴しておくのだ。よっしゃー、「冬でもポカポカいろんな葉っぱ食べちゃうよ作戦」始動だぞ。

(画像1)こんなに働いた自分を褒めてあげたい(笑)

(画像2)新潟に向かうヘリ達。なんともいえない気持ちで見送る。

(画像3)字ぃ読めへんねん。

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にゃんこ堂の家庭菜園日誌
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