Ｋさんが白菜とブロッコリに農薬を撒いている。鼻歌が出たりして実に機嫌がいい。
　明日は奥さんと国技館デートらしいのだ。じゃあ・・・ちょっと早く出掛けて、せっかくだから隣の江戸東京博物館で遊んでるといいよー！と通路の地面にイボ竹で地図を書く。

「雨降るからよー。ゴマ採んなきゃ駄目だー」
「でも、一番下がはじけたら収穫って本に書いてあったんでー」
「バッカ、おめえ。本なんか見てたら野菜なんか作れねえ！うちのゴザ貸してやっから、ゴマ採ってどっか雨の当たらないとこに立て掛けとけー」

というわけでＫさん指導の下、胡麻を収穫。
虫食いが酷すぎて屋内に持ち込めないので、玄関ポーチに置いてあるのだ。晴れたらズラっと並べるぞ。楽しみだ。

　あちこちに積み上げて乾かしてる枯れ草を持ち上げると、底には何十何百の虫が蠢いていて、心の中でウンギャアアーー！と絶叫するにゃんこ堂。もはや益虫なのか害虫なのかも考えずに、発作的にシャベルの背でパンパンしてしまった。すまん、虫達よ。せめて何の虫なのか調べておこう。

（画像１）金胡麻さまの花束。これでどのくらいの胡麻が採れるのかなあ。

（画像２）Ｋさん自慢の白菜隠し撮り。Ｍ川さんの御婆ちゃんがくれたマリーゴールドが元気に咲いている。

（画像３）まーたタコ部屋で寝たんだニャ。おめざめ駄猫。