頭でっかちの妄想菜園病
2004/09/09 (木)

hare.gif 台風一過、気持ちのいい日が続いている・・・が、わたしは半地下の窓は壁だらけのお部屋で仕事。
みなさまきっと忙しい日々、一仕事終えてゆっくりしたら更新、というふうにしてるんだろうなぁ。えらいなぁ。
ところが、私ときたらご飯食べたらもうぐったり。休日もなんだか伸びきったパンツのゴムみたいで使いモノにならないこのごろ。これじゃいつまでたっても前進しないわぁ。
つうわけで、しばし元気な昼休みを使って更新作業とする。
 台風一過で風がとても秋らしくなり、ほんにそろそろ種まきの季節なのでしょうか。ものの本によると「種は彼岸花の頃に」とある。うむうむ。
 電車からみえる畑の風景(さいきん、そういうところがすごく気になる)は、どこも夏の野菜を引いて畝を高くつくりなおし、石灰を撒いている。
 あ、石灰って、ものの本によると「撒いたらすぐに耕しましょう。石灰は時間をおくと・・・」なんだっけなんだか土によくないことが書いてあった。
 相変わらず頭でっかちな妄想菜園病だ。とにかくやってみて、失敗して身体に覚えさせた方がいいと思う。
 酵母は、同じものをふたつ作ったのに、ひとつはいい感じで醗酵が進んでいるものの、もうひとつはカビが・・・。この差は何なのでしょう。しかし、もう一方も本当にこれでいいのかどうか、ホントは不安なのだ。
 高度成長期のなんでも「早い」がいい時代に育ってしまって(貧困だったからわかるんだけどね)、こうした地の知恵と技術が身についていない。
 きょうのほぼ日でイトイさんが「10年毎日同じことを続けてやったら本物になる」と書いておられたけれど、本当にそうだと思う。続けることから工夫と発展が生まれる。
 否が応でも喰うために、行くところがなくて約10年、コピーライターという仕事を続けたことで、なんとか生きることができた。
 これから10年つきあっていきたいのは、土と、針と、糸と、粉と、着物と、そんなものたちだ。
 で、気がついた。文字がホントは一番にこないといけないんじゃないの?で、思った。ああ文字や文章を書くことはもう私の身体の一部なんだ、と。
 そんな身体の一部を、もう少し増やしたい。おもろいばあちゃんになるために。
 



 
なつこのとほほ菜園日記
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