2004/12/09 (木)
きょうは岡山市立中央公民館の連続講座「天然生活はじめませんか?」の第4回、長谷川さんの「五感でかんじる家づくり」がありました。 家作りをエコの観点でわかりやすく捉え、我が家の例も含め、岡山の木で家を建てる良さをたっぷりお話してくださいました。参加者は30代位の若い人もけっこう多く、関心の高さを感じました。 長谷川さんのお話は、ラジオでもそうですが、とてもよくまとまっている上に落ち着いた声と語りかけで気持ちよく耳に入ってきます。(講座への推薦者はワタシよ、いい講師ゲット!)
あ、来月の中央は私の番だった。 1月11日(火)10時から。 「こんなに使って大丈夫?身のまわりの化学物質・・・洗剤・防虫剤・殺虫剤・シャンプー・化粧品・・・」素人話ですがよかったらどうぞ。
さて午後は、長谷川さんと一緒に舟橋町にある橋本建具さんを訪ねました。うちの木製建具を作ってくださるところです。 作業場は旭川に面した、こんないい天気にはうれしくて顔がほころぶロケーション。ボートの練習も目の前に見えます。
「50年やってきた」という職人のはったさん。60代とは思えない軽やかな身のこなし。 橋本さんも実にかっこいい方です。ね、写真でもわかるでしょ?あとは橋本さんの妹さんと3人でやっておられます。 ここではどんな注文にも応えてオーダーメイドで建具を作ります。でも、木の理屈をわかっていない施主や設計士からのちょっと無茶な注文も時々あるそうな・・・ かつては岡山にこういう建具屋さんは7〜80軒あったけれど、今は次々と辞めていかれてるそうです。昔ながらの手仕事が危機に瀕しているのをここでも知らされました。 (エコウェーブおかやまの取材で、食の世界でもこのところ常に知らされることです。そこに光を当てたくて本に取り上げようとしています。)
橋本さんがいろいろ話してくださった中で、面白かったことをひとつ紹介。 「今ごろは庇(ひさし)がない家が増えとるけど、ありゃあ“眉毛のない顔”のようでどうもわしらにはおえん。」 なるほど、そう言われてみれば・・・ 庇は窓を保護し、雨の降り込みを防ぐ意味を持つ大切な部分なのに、最近の軽い感じの家ではどんどん省かれている。 それから町を歩く時に気をつけて見ていたら、家の表情がほんとに「眉毛のない顔」に見えてきて、内心くすくす笑ってしまいました。
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