2004/10/17 (日)
岡山県が募集したエコツアーで豊島に行ってきました。 最大の産廃被害で有名な豊島です。 住民会議の中心になって、若い頃から30年という長い年月を戦ってきた安岐さんの腹の底からのお話を聞かせてもらいながらの見学は心に染み入るものでした。 故郷をぼろぼろにされた悔しさ、それを取り戻すために皆が味わった壮絶な苦しみ、そして今ようやく修復処理が始まり死んだと思っていた浜にアマモが蘇ってきた歓び、そんなことが私たちの胸に伝わってきました。
写真は、産廃の実態を残すために地中から掘り出したままを一部保存してあるものを1枚。 あとの2枚は、あえて産廃の写真ではなく、豊かな島「豊島」ののどかな秋の様子を選びました。 申し分ない秋晴れの一日、穏やかな光に照らされて島は確かに輝いていました。 あらゆる故郷が、美しいままでいられるように私たち自身の社会・暮らしの謙虚さを取り戻さねば、とつくづく思いました。
-
|