2004/08/27 (金)
土台に使われているのはヒノキ。作業場で柿渋が塗られて運ばれ組まれていました。そのうち1本だけ、なにかの都合で差し替えになり、まだ白木のままのがありました。 「私も塗ってみた〜い」と、きょう塗らせてもらいました。柿渋は臭い!と知っていたので覚悟していましたが、遠藤さんが置いといてくれたのは「無臭柿渋」の小瓶。あらま、ぜんぜん臭くない。それが足りなくなったので普通の柿渋も塗りましたが、フシギといやな刺激ではありません。これが化学合成した薬剤なんかだと、非常にいや〜な後味の悪いものになりかねません。 どうです、色もきれいでしょ〜
時間があったので、世垣さんに竹小舞かきも教わりました。 と言っても「止まりゃあええよ」というおおらかさですが。 竹を編む縄は、この頃ポリエチレン縄がほとんど(と言っても小舞をかくこと自体少ないけど)だそうですが、極力自然素材を希望しているわが家にはちゃんとわら縄が用意されていました。ポリの方が仕事は速く楽にできるそうですが、わら縄は土の中でしっかりと長持ちするそうです。ポリはどれだけ持つか、まだ立証もされてないものね。
他のどの新素材においても、同様のことが言えます。 だから棟梁の遠藤さんも建築士の長谷川さんも私も、みんな同じに「できるだけ、昔から使われてきた材料を使おう」と考えています。
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