2013/10/05 (土)
昭和の時代、20年近く共に仕事をした仲間が集まっての懇親会があった 恒例になった催しは今回で9度目となったが、何時もの通りワイワイと賑やかな集まりだった 元の職場は総勢200名足らずの小さな部署だったが家族的雰囲気でチームワークが良かった 事業所の中でも高い評価を受け、昔日を知る人々は今でも褒めて呉れる
そこでの主力設備は今でも現役だが作業内容は大きく変わり5人で動かせる程のラインになったとか 時には怒鳴りあって仕事をした仲間が昔日を思い出し、しばしの間酒を酌み交わす 楽しい話ばかりでなく毎回訃報も入り、その人数も増えるこの頃 しかし、年一回の楽しみはまだ暫く続くだろう
午前中、元の事業所近くへ行ったので構内に入り現役の後半勤めた元の職場に顔を出した そこは平成に入った頃に配置転換になった職場で、満期になる迄の20年近く勤めた
煉瓦で造られた沢山の窯が並ぶ職場で寿命が尽きた窯の修理をしたのが最後の10年程 新しい修理方法を編み出し、速度を上げて作業したつもりだったが窯はドンドン壊れた そこに追い打ちを掛けたのが東日本大震災 操業がストップしたせいで窯のあちこちが壊れ、手の届かぬ損傷ヶ所も数多いとか 今は昼夜の補修チームを組んで作業しているがとても間に合わない
事業所全体の操業に影響を及ぼす部署なので本社からの指示も多くなっている 管理強化の為か、現場を知らない管理職が多く派遣されてもきたらしい 人手の足りない現場には応援の為の再雇用者も多く残っている 顔を合わせた現場の人々は一様に疲れた雰囲気だった さっさと現場を後にしたこの身、後輩に対しすまないとの気分になる
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