2013/06/18 (火)
夜中に防災無線から『火災発生』の報が流れた 続報を待つ間、読みかけの本を開いた 主人公は作者(北方謙三)の曽祖父で日露戦争の前頃に台湾へ渡り、事業で成功したらしい 主人公とその奥さん、作者も「佐賀の人」なので物語中の話し言葉は「佐賀弁」が使われている この九州弁が飛び交う小説を朝までに読み終えてしまった
自分の現役時代は筑豊出身の人々と仕事をした事もあり言葉のニアンスはある程度判る ここにきて再放送中の「おしん」を見ているのでポンポン話す調子にも馴染んできた そんな話し言葉が全編飛び交う物語を一気に読んでしまった
それにしても「佐賀の女(ひと)」は凄い きつい言葉を話すおしんの姑にこれが佐賀の女なんだと思って見ている 小説の主人公の奥さんは博徒の家に生まれ、言わばやくざ稼業を継いでいた女 主人公の浮気が発覚した時は主人公の着物を竹に被せて日本刀で両断したとか
自身が足を踏み入れていない県は全国に幾らも無い その少ない県のひとつに佐賀があり是非とも訪れてみたいと思っている 「凄い佐賀の女」いまでもあんな女(ひと)は多いのだろうか
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