事件その１　
地上５、６ｍでも真下に地面が見えるとかなり怖い　
そんな所での作業を何とかこなし午後の休憩をしていた　
そこへ設計事務所の人が来たのでしばし雑談　

もう少し片付ければ明日はゆっくり休めると残りの作業に入った　
そこへ設計事務所の人が『屋根の形が違う』と言い出した　
こちらは素人なので意味が判らず一瞬キョトン状態　
図面を見たら確かに屋根の向きが９０度違っている　

相棒の大工は同僚や社長に向けて必死に電話していた　
その結果、元の図面に違いは無いが木材の加工業者のところで手違いが有ったらしい　
普通の住宅なら大工さんたちもとっくに気付いたと思うが今回は少し様子が違う　
大工さんたちは寸分の狂いも無い材料を記号に従い順調に組み上げたようだ　

今はコンピューターによって建築材料の加工が行われているそうだ　
組み上がった柱群を見てこんなに細かい所まで良く出来る事と感心していた　
単純ミスだと思うが屋根の向きが変わってしまうなんて・・　

設計事務所の人は『至急修正しないと納期が間に合わない』と言う　
自分は『今日の作業で手伝いは一旦終わり』と思っていた　
明日は孫の運動会があるので手伝いには出れない　
だがその後は手伝いを頼まれそうだ　
体も気分も疲れたが孫の運動会に備え早めに床に着いた　

事件その２　
ところが、夜中に車が来て『神社に泥棒が入ったのですぐに来て』と言われた　
時間は１時半頃だったが泥棒は捕まり警察も来ているとの事　
頭はボーッとして寝惚け眼のままだったが慌てて神社へ　

拝殿入り口の鍵を壊す音で近所の人が異常に気付き、警察に通報してくれたらしい　
このドロボーは今月１２日頃に続いて同じ所に入ったみたいだ　
前回は賽銭箱がほとんど空の時に入ったはずだ　
貧乏神社にこりもしないで同じ事を繰り返すとは・・　
しかも乗ってきた車は明るい街灯の下に止めていたらしい　

ドロボーの行動にあきれながら現場検証の立会いと警察署での被害届提出　
この神社は過去に何回もドロボー被害に遭っている　
何時もたいした被害は無く、むしろ壊された鍵の修理代が高いくらいだ　
今回の犯人は捕まったがもう少し自衛策を考えないとダメか・・