晴れ　

今日は栃木県足利市へ『藤の花見』に出掛けた　
ＧＷを外れたので少しは空いているかと思ったが結構な賑わいだった　
帰りは２０分弱だった道程に行きは２時間掛かっていた　

後で考えれば少し離れた地域に車を置き電車で会場まで行く手が有った　
シーズンに合わせ出掛ける事はめったに無いので要領が悪い　

飯も食わずに花見を済ませ別の予定地に行く途中のＳＡで休憩　
迷った結果、孫の来訪には間に合わないだろうと真っ直ぐ帰宅した　
自宅近くに戻った所で電話をさせたら『今晩は来ない』との返事　

夕飯の最中に『今から行くよ　飯も食わせて』と電話が入った　
そこからは『どうぞ　どうぞ』の大歓迎　
藤孫に勝るものは無いと思っている爺婆だった　

藤と言えば自宅近くの山林に有った藤花は随分少なくなった　
その元凶は何を隠そうこの私目だ　
藤は立ち木に絡んで成長するが３〜４年するとその数倍の樹齢木を倒してしまう　
山の木々を保護する為にと見つけた藤蔓は手当たり次第に切り離している　

藤は相手の木が倒れると自らの命運も尽きてしまう　
大蛇の如く纏わり付く藤蔓を切る時は清姫の怨念を思い浮かべてしまう　
今頃はどこでも山藤が綺麗に見えるがこの花も数年の命と思って見ると儚い