2009/12/12 (土)
朝は小雨が残っていたものの次第に晴れてくる
朝から営農塾だったが行き道から眠くなり先が思いやられる 午後の実習は自分達で種を蒔いたチンゲンサイと小松菜の収穫 ビニールハウス+トンネルのせいもあるが42日で立派な野菜が出来た 丁寧に収穫した野菜は量目を計り姿を揃え出荷できる形に整えた 農家ではこの収穫から出荷までの作業に気を使い、一番の時間を取られるらしい 土や泥が付いたり姿や形が悪いと消費者は見向いてもくれない
実習が早く終わったので収穫野菜の分け前を貰い早めの帰路となった 今日は孫の来る日なので夕飯は何にしようかとスーパーに立ち寄った
『有った!』探していたものの中々目に留まらなかったゆり根を見つけた ゆり根は新潟の郷土料理『のっぺ汁』に欠かせぬ材料だ もうひとつの材料であるぎんなんは早くから用意してある
帰宅して娘に電話したら風邪をひいているので今日は行けないとの返事にがっくり 気を取り直してのっぺ汁作りに取り掛かった
新潟の郷土料理『のっぺ汁』について若干の紹介を 材料はけんちん汁と同じような物で各種レシピもそんな内容になっている しかし、肝心な物が抜けている それは『ぎんなん』『ゆり根』を入れることだ その他の必須具材はサトイモ、干し椎茸、牛蒡、ニンジン、油揚げ、かまぼこ、コンニャク ダイコン、白菜、豆腐は水っぽくなるので入れない 元は囲炉裏に掛かる大鍋でグツグツ煮た雪国の郷土料理だ 各種材料の味が混じりあい何ともいえぬ素朴な味にゆり根とぎんなんがこくを与えてくれる
材料を切りそろえ煮込みに入ろうとする頃娘から『やっぱり行くから』と電話 来訪時間に合わせて煮込み開始 孫は茹でうどんにのっぺ汁を掛けたものを沢山食べてくれた
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