未明に雨が有ったようだが日中は晴れた　

親戚から頼まれてトラクターで空畑を耕した　
トラクターは触るのも初めて、乗るのも初めてみたいのずぶの素人だ　
自分の持ち物は乗用耕運機でロータリー幅が１１０cm位のおもちゃだ　
それに比べればトラクターの運転は戦車に乗るみたいなものだった　

親戚の爺さんは何でも欲しがる人で使いもしない道具や機械がゴロゴロしている　
トラクターもそのひとつで雑草が生えないように空畑を掻き回すために使っている　
機械はマイコン制御を兼ね備え一部の操作は自動運転が出来るらしい　
しかし、そんな事が判らない爺さんは手動で運転している　
外観はピカピカで走行距離は３００km程　
爺さんは病気で機械が動かせないのでこちらに依頼が舞い込んだ　

オッカナビックリで午前午後各２時間で畑２枚併せて約３反歩を耕した　
後半はかなり慣れてきたが細かい操作までは行き着かない　
でもトラクターを運転していると『俺は百姓だ』の気分になる　

何時でも自由に使っていいよ！と言われたがこんな機械を乗り回す程の規模は無い　
でもそれくらいの畑を持ったらどうなるだろう　
営農塾で農業に目覚めつつある自分がいる　

夕方、自転車で近くの畑巡りをしていたら隣の奥さんに出会った　
私から貰った黒大豆を７月に入って蒔いたが実が入っていないと嘆いていた　
蒔き時は自分の所より１０日程遅いがたいした違いでは無いと思う　

親戚の婆さんを含め知人数人に種を出したがどこも見入りは悪い　
自分のところはまずまずの出来具合なのでこの違いが判らない　
愛情のせいだと言えば聞こえはいいが見て回っただけで後半は草取りもしなかった　

隣に黒大豆株を３本出し、自分でも中鍋一杯の枝豆を茹でた　
うめさんの黒豆師匠は１本３００円で葉付き株売りをしているそうだ　
もう少し体裁が良ければ自分の物も商品になれるか？