益荒男のセリ
2009/04/17 (金)

kumori.gif 曇り空から時々小雨が落ちる 風も強く冷たい
家のコタツ 片付けるのはまだ先だ

以前の仕事先に届けるセリを採りに行く 
前から4月はセリ、6月はタケノコ その他季節毎の野菜物を仕事先に持って行ってた 
仕事仲間、売店や掃除のおばちゃん 皆から楽しみにされている
セリは濡れている時でないと絡まって採りにくいし、天気が良すぎるとすぐ萎れる 
今日みたいな曇りの朝の方が作業はし易い 

セリ田を見渡し一瞬唖然となる 数日前はきれいに生え揃っていたのに面積が半減している
傍に近付いてみる 根元から倒れペターとなっている 一昨日の雨で大量の水に流されたようだ
倒されて2日経ったセリは 中程から頭をもたげている
採りにくいし後の選別もやりにくい とりあえず採るしかない 

昨日ラジオでセリ採りをテーマにした昔の歌を話題にしていた 
「丈夫(ますらお)と思へるものを刀(たち)はきて かたはの田居に芹子そ摘みける」 『万葉集』巻二〇
『腰に剣をつけた益荒男が田んぼに這い蹲り私の為にセリを採って呉れた ありがとう』との意らしい 
前の職場は人数も多いのである程度の量を持って行かぬと 感謝どころか仲間割れしかねない

1時間近くで大きな袋に3つ これを選別し粗ゴミを取って届けたい 
しかし量が多く大変だった 曲がり不揃いおまけにゴミが大量に絡み付いている 
一服無しの遅昼で3時間 半分しか処理出来ない 今日はこれまで
ねぎの袋に詰め込んで20本 他に未選別未処理のままひと抱え分
仲間割れが起きそうな量だ もう1回頑張るしかないか

写真 左:秘密の野セリ自生地 中:かなり寝ているセリ 右:今日刈り取った分

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もうじいのぐうたら農業
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