味噌の味は十人十色
2009/03/06 (金)

ame.gif 夜明け前からの雨が夕方まで続く

昨日からの続きで味噌豆の選別を行う
味噌の仕込みも遅らす訳には行かない
3月の仕込みは塩分濃度を上げるとどこかに載っていた

でも迷っている 味噌を作るときの豆−麹−塩のバランス
関連誌やネットで調べてみると それぞれ割合が違う しかも大幅に
『手前味噌はおいしい』と言うが これでは味もバラバラだと思う

味噌作りの体験 無い訳では無い でも50年前の事だ
故郷では自家製味噌は当たり前 みそ作りは冬場の一大作業だ
自身も毎年、豆つぶしや仕込みをする母の手伝いをさせられた

去年、昔のことを思い出しながら大豆の栽培−収穫に初挑戦した
そして今 味噌にする為の大豆の選別をしながら冒頭の如く迷っている

母の味を狙っている訳でもない 基本的な味噌の作り方が違う(後記)
母は92歳で健在だが耳は遠く痴呆もすすんでいる
実家の世代替わりを機に 味噌の自家製造をやめしばらくたつ 
母に昔の事を聞いても、細かい返事は期待出来ない

味噌の味は十人十色 それぞれの個性が味に反映されるのだろう
深く考えず もうじい流のずぼら味噌を作ろう

[雪国いなか味噌の作り方]
 大釜で煮た大豆は臼と杵で潰す(私の仕事 豆粒は残る)
 潰れた豆は10cmx10cmx20cm位の角塊にする
 これを藁で縛り 屋内の天井に吊るす
 囲炉裏の煙で燻され、カチカチに乾くまで待つ
 しばらくして乾きあがった豆塊から 表面のススやカビを洗い落とす
 かんかちの塊を鉄鎚等でボロボロに叩き潰す(これも大変)
 これに糀と塩を混ぜ込み大きな樽に仕込む
 味噌蔵で3年位寝かす

 
もうじいのぐうたら農業
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