2007/05/18 (金)
■姫スイレンの育て方 ヒツジグサ科 水草(宿根草) 水草(宿根草) ウォーターリリー 世界の熱帯及び温帯地方 池、水槽、睡蓮鉢 5〜10月 【花の印象】 スイレンという名前の由来について考えたこともありませんでしたが、郷土の田宮寅彦先生も、「睡蓮の花は昔から知っている。しかし、この花が朝開いて、午後には眠るということは、今年自分の家で作ってみて始めて知った。」と書き残されていますので、案外知らない方もおられると思います。 ご存じのとおり、ハスと並んで水生植物の代表です。 【花の特徴と性質】 草丈という表現はおかしいですが、一般的には水深が30〜40pほどが一般的です。大きく耐寒性種と 大輪から小輪までサイズはいろいろあり、栽培環境に応じて選ぶことができます。花色は白、黄、ピンク、赤などですが、熱帯性スイレンには青や紫の花もあります。
熱帯性スイレンは、冬、室内で水温10度を保てば越冬できます。ただし、なかなかそういう環境はつくれませんので、一般的には、耐寒性のスイレンを栽培します。 【主な種類と品種】 ここでは、耐寒性種について、タキイ種苗のカタログに掲載されているものを紹介します。 アトラクション 赤花の代表的品種で、花心が黄色の大輪種です。 ローズアレー ローズピンクの花色で、花心は橙黄色の大輪種です。 サルフェリア 黄色の大輪強健種です。 プリシマ 白色の大輪種です。 ピグミア・ライラシア 耐寒性の姫スイレンです。桃紅色の小輪花です。この他に、黄色の花を咲かせるピグミア・ヘルボラがあります。 【栽培のポイント】 球根の植えつけは、3月下旬から4月上旬です。 池などが最適ですが、個人ではそういうわけにいきませんが、スイレン鉢などでも栽培することができます。 8号鉢程度の大きさの鉢に、田土と肥料を入れ、これに植えつけて水中に沈めます。 日当たりが悪いと花付きが悪くなるので、睡蓮鉢などは日当たりの良いところに置きます。 真夏は水温が高くなるので、毎日新しい水を足してやります。また、密生しすぎたり、葉が茂りすぎると花つきが悪くなりますので、株分けをするか、葉を切り取ってやります。
植え付け時に、有機質の肥料を元肥として与えます。
病気や害虫は、特にないようです。
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