ローズマリー
2007/03/15 (木)

kumori.gif ■ローズマリーの育て方
ローズマリーの品種と特徴

ローズマリーの原産地である地中海沿岸をたずねると、潮風に揺れる可憐な花に出逢えます。
ごく近づいてその花を見ると、まるで海のしずくが滴るよう・・・・・。
ローズマリーの属名「Rosmarinus(ロスマリヌス)」が、"海のしずく"を表す「Rosmaris」という古いラテン語に由来しているというのも納得がいくものです。
ローズマリーの花色といえば、すぐに思い浮かぶのはブルーや淡いパープルでしょうか。
しかしながら、かわいいピンクや清楚な白い花を咲かす品種もあるのです。
今回は少し専門的になりますが、ローズマリーの分類や種類について触れてみましょう。
ローズマリーの学名は「Rosmarinus officinalis L.」(ロスマリヌス・オフィシナリス L.)。
ちなみに種小名の「officinalis」は、"薬用の"という意味で、古くからその有効性が重宝されてきたことを示しています。
シソ科の常緑低木に分類されますが、園芸上では、上に向かって育つ立性と、地を這うように育つ匍匐(ほふく)性のもの、その中間の性質の半匍匐性の3種があります。
ガーデニングに利用する際には、その特性を理解し、高く育てたいなら立性、生け垣から垂らしたいなら匍匐性、ときちんと品種を選ぶことが大切です。品種によって成分も多少異なり、例えばピンクの花を咲かす「マジョルカピンク」は美肌に有効な成分をたっぷり含んでいます。
ナガセのスキンケァ商品に含まれるローズマリー成分は、このマジョルカピンクから抽出したものです。
また、ほどよい強さの香りを持つ「プロストラタス」は、古くから肉料理の臭み消しなどに使われ、特にラムや鶏肉との相性がいいと言われています。
葉に触れるだけで、野趣豊かな、さわやかな芳香が楽しめるローズマリー。鉢植えをベランダに置いたり、庭のグランドカバーに利用して、その香りを日々楽しんでみてはいかがでしょう!


 
かって気ままな園芸日記
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