2006/06/22 (木)
仕事から帰ってくると「遊びすぎ!」っていうバカの声が聞こえる。 コロンコロン廊下を忙しく駆け巡る子猫の姿が一瞬,視界に。 しかし,それも一瞬のことで2階に駆け上ったり,階段の途中からアクロバチックなジャンプを決めたり,忙しい。
子猫とは別の方角,つまり居間からバカ息子の声が聞こえてる。 いったい誰に?と居間をのぞく。
「このネコじゃらしは爺ちゃんのおもちゃじゃないってば」と爺相手にぶつぶつ言ってる。
・・・そうか,爺やがネコじゃらしを使ってネコを遊ばせずギたので「たま」がホタエているのかと合点がいく。
「ほら,ここにも,あそこにも,羽が落ちてる(うちのネコじゃらしは鳥の羽でできている)」と掃除機をかけるバカ。
ふうん,オマエってそういう作業もできるのねん?と半ば感心しつつバカ息子の手元に注目する母。 そのそばに座る爺やは「おい!これ,見てくれ〜。トラに引っかかれた」とネコの爪3本分の引掻かれ傷をあたしに見せる。・・・やたら,うれしそうなんだけど???
「痛かった?」と優しい言葉をかけるアタシに,バカ息子,「ここでクイズです!猫じゃらしは誰のおもちゃでしょう。1番,爺ちゃん。2番,爺ちゃん。3番爺ちゃん。ハイ,何番?」
ここまででやっと分かった。子猫,ハイテンションのわけが。
昔,爺やがどれだけ飼い猫を嫌っていたか・・・年をとると人間変わるものなんだぁ。
ネコをもらって一番喜んでいるのは爺かも知れぬ。
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