2006/06/04 (日)
か,か,からだが・・・・。 と,ゆーことでゴロンゴロンと居間でのたうってたら,こんな本を見っけ。 爺やの関係する施設も,ドイツ俘虜とちょっとしたご縁があって,著者から頂いたらしい。
い〜お話だったわよん。子ども向けの本だけど。 徳島,松山,丸亀に分けて収容されていた俘虜,約1000人を徳島,板野にまとめて収容したらしい。 ここの所長さんが,すばらしい発想の持ち主で・・ご自身が会津藩の出身で,新政府では出世コースの中心から外されがちで辛酸をなめていたこともあって,俘虜を大切に扱ったらしい。
ドイツ俘虜と地元の方々の心温まる交流の様子,収容所というよりは自治を認められたドイツ村と呼ぶにふさわしいたたずまいを呈していった様子,ソーセージ作りやパン,ケーキ作りなど,ドイツの匠の技が板野の方々に伝えられていく様子も楽しい。 何より驚いたのは,そのころ日本では栽培していなかったトマト栽培の技術を伝えたり,地元の人にトマトケチャップの作り方を教えたというくだり。 またエンゲルという音楽家が徳島のクラシック音楽の基礎を築いたというところ。 これまで爺やが園長をしてた施設の隣り,軍人墓地で「エンゲル祭」とゆーのが開かれたが,それまでどういう人なのか知らなかった。 わが国では,徳島でベートーベンの第九が初演されたということは伝え聞くけれど,エンゲルさんも徳島,丸亀にご縁のある方だったのだ。
子ども向けの本がお似合いなアタシ,3度も読み返して体調不良を忘れてた。ちなみに本の座布団はアタシの愛用枕チャン。うん。うん。ごろごろしてたことがよ〜くわかるショットじゃな。
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