草原のお嬢様?
2005/09/03 (土)

ってなわけないじゃん!
しばらくぶりに畑に出てみたら,見るも壮大な草の海〜〜!!
いかん,いかん,こりゃ何とかせねば!と草刈ガマを携え,首にタオル,腰に蚊取り線香・・・・例によって作業スタイルで出陣する。
それでもおしりやらほっぺたやらを蚊に刺される。
いつもと違うところは逃げ帰らないところ。朝3時間,夕方2時間,草取りに励む。
しかし,しゃんとした畑のいでたちにならぬところはあたしの性格を反映してるのだろ。←え〜かげん!

巷では秋作のようす。
我が畑は本日,コーンの残渣整理。。。。
今年も出遅れてしまったな。大根やら白菜の手配ができないのだ。
しかし,ビクともしないド素人!!(おぅ!モノを知らないというのは強いことじゃ〜〜)
トマトもズッキーニもオクラもナスもピーマンも・・・・まだまだ夏野菜が旬。
本日も,終了間際のオクラを23個サラダにぶちこみましたの。

爺や,畑の神様と話す。
「ピアノ,誰が弾いとるの?」
「そりゃ,わしじゃ。わしがピアノ弾いとる」
「ホンマは誰?ねーちゃん(あたしのこと)か?」
「ねーちゃんも弾くが,孫も弾く。」

「うっまいねー。今度,聴かせてほしい。」
「うまいって?どしてそんなことが分かるんじゃ?」
「畑,耕しながら,毎日,ずっと聞きよる。いっぺん,近くで聴いてみたいんよ。」
「そんなら孫に言うとく。しかし!あれ弾け,これ弾け言うてもリクエストには応えられんで?孫が弾くのをただ聴くしかないんじゃけど,それでもええんか?」
「あんなのを間近で聴かせてもらえるだけでうれしいわぁ。注文つけんから,とにかくいっぺん聴かせてほしい」

バカのピアノを聴きたいと言ってくれたのは,あとにも先にも,この「神様」きり。
マンションで住んでいた頃は,「うるさい」とは言われたけれど,聴きたいと言ってもらったことはなかった。
幾分かは社交辞令が入っているのかもしれないが「農村」の暖かさを感じていい気分だにゃ。

そういえば,4年前,ピアノの全国大会に出場が決まってからの発表会で
「おじさんは音楽のことはよ〜分からんけど,ボクのピアノが一番胸にビビビときたで〜。ホンマによかった。一番,よかった」とホールの照明係のおじさんがバカに言ってくれたことを思い出した。

全国大会のそのとき「サーカスではないのだから・・・」と言うバカに対する審査員の否定的な批評。
対して,一般の聴衆の「ドライブ感あふれる魅力的な演奏」評。

神様の一言をきっかけに,すべてのことが走馬灯のようによぎった秋の日暮れ〜〜〜。

 
michiの家庭菜園作業メモ
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