生きてれば72歳
2005/07/11 (月)

本日は我が母の72歳の誕生日。生きてれば,のことだけど。なくなったのが64歳だった・・・。
晩ご飯どきに,「どれ,今日のあいつ(亡き母)の運勢をみてやろうか」と新聞の占い欄を開く爺や。
「なになに・・・今日は健康運が◎なのか。やるのぅ〜〜!!」
どうにもこうにもリアクション不可!!

爺や,今朝,二男に障害年金がつくことを知る。国民年金の納付免除もついてくる。
・・・悲願だったのよ,我が家の。
できないことが多すぎて,まともにお給料ももらえないのに,20歳になったから国民年金払えっていう。
4月初めに申請して,やっと認定された。

そのことがよほどうれしかったのだろうね,私が畑から帰ってくると,すっかり酔っ払っていたさぁあ。
「じーちゃんをこんなに喜ばせるアイツが憎い」と言いながら,ね。
「オイッ!!今日は7月11日じゃ〜!!何の日か知ってるか?」と何度もしつこく孫たちに尋ねる。
日頃の教育がよいせいか(?)孫たち,パーフェクトアンサー。
あまりのハイテンションに,怪訝な顔で息子どもは「じーちゃん,もしかして酔っ払い?」
「おう!もしかせんでも,じーちゃん,酔っ払いじゃ〜〜〜。うれしいことのあった日には酔っ払いが許可されとるんじゃー。」

それからしばらくの間,仏壇前に座り込む。
「わしはもう働かんでもええ年になった」とぼそっとつぶやくのを聞いてしまった・・・。

定年退職するとき,「これで,自分のために働くのはやめる。これからは自分をはぐくんでくれた世の中のために働く。恩を返すために,社会の役に立つ仕事をする。」

実際,お役に立ってるのか,そうでないかは訝しいが,年齢に似合わぬ向学心で,夜も遅くまで,制度関係の小難しい本を読んでいたり,パソコンで一生懸命書類を作っていたり,次々と資格を取ったり,通信講座を受講したり。。。
やれ,あそこが痛い,ここが痛いといいながら会議のために上京したり(・・・バカ息子のピアノの全国大会に,晴れ姿を一緒に見ようと誘ったけど,それは面倒だと断っときながら,自分の仕事関係なら,どこも痛くなく,参加できる不思議爺。),日帰りで大阪まで受講しにいったり,する。

人のことはいいから,自分の身の回りのことを構いなよぉ・・・と言いたかったりするけど,アタシ,言葉呑み込む。ちょっぴりファンでもあるんだな,こーゆー在り方。

写真左・・・このところの雨で,やわらかそうに育ってきたレタス。
写真右・・・晩ご飯のため,急いで収穫した本日の“獲物”


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michiの家庭菜園作業メモ
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