受験生の祖父,奮闘す
2005/01/30 (日)

先週金曜日は公立高校の願書を中学校まで書きに行った。
事前に下書きをしているのを私に見せ,志望校を確認する担任。
「ははーっ,結構でございます」(←思わず腰を深く折っておじぎする小心者の母)
本人にも,「これでいいんだな?」

次の瞬間,驚くべきかな,驚くべきかな?!

「志望校を変えます」と,バカは言った。
「お前,内申点,悪すぎるぞ」と担任。
受験が間近に迫った今,安全圏を目指して志望校をランクダウンするのが妥当な線であるのに,あのバカはランクアップしくさった。
「僕はもっと高得点が取れると思う」
むむ。言葉が浮かばぬ。高得点に何の根拠があるのか知れぬが説得すべき言葉が出てこない。
とにかく,心の準備がなさ過ぎたんじゃー,かーさんは。
結局「息子の言うようにしてやってください。責任は本人に取らせますから。」としか言えんかった。

変更後の志望校に願書を書く手が震える母。
対して「僕,追い込まれると強いタイプだから」とノー天気なバカ息子。
中学校からの帰り道,「あれでよかったんだろうか?本当によかったんだろうか?」とトボトボ歩く。

家に帰ってから爺やに胸のうちをぶちまける。

「そうかそうか・・・。」・・・しばし無言。
「あたって砕くしか,ないだろな。ワシが勉強を見る!!」

かくして週末は爺やと寝食を共にして猛勉強することとなった。
いつ見てもコタツで寄り添う二人。
「おお!名文じゃー。美文じゃー!!」と国語の問題文に感銘しつつ文学的境地の爺。
「おお!解説を読むとすぐ分かるなー。お前,この答えがまだ分からんのか?わしゃ,もう分かったぞ。一歩リードじゃて。わしの勝ちじゃな。ウォッホッホ。」と数学の問題集の先をめくる爺。

こんなんで,ホントに勉強になってるのだろうか。はて?

今日の晩ご飯
豚カツ 蕗の煮物 ワケギとタコのからし酢味噌和え 菜の花の胡麻和え 鯛のお吸い物(鯛,豆腐,しめじ,三つ葉,柚子)
こんにゃくと油揚げの炊き合わせ
・・・・早春には苦味,えぐみのあるものを日本人は食したくなると聞いたことがある。・・まさしく日本人じゃな。

 
michiの家庭菜園作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]