喘息もち,歌を歌う
2005/01/27 (木)

hare.gif 爺や,71歳で喘息と診断される。
若い頃,肺結核を患ったと聞く。呼吸器の弱い家系らしい。
爺やの父も,妹も,呼吸器系にダメージを受けて亡くなった。
冬は爺やにとって大変な季節なのだ。朝晩の吸入は欠かせない。
このところ,弱っているなと感じていた。
それがどうだ。
今日の夕食の話題は「弘法大師はいつ生まれたか知ってるか?」ときた。
なくよ ウグイス 平安京  ・・・・・・・だからいったい何年の生まれだろう?と考えていたら,「6月生まれなんじゃよ」ときた。
ご飯を食べながら思わずコケるバカ息子と私。
・・・普通はさ,何年に生まれたのだろうと考える。よね?

それから「弘法大師の歌を知ってるか?」ときた。
もちろん知らない。
そこで爺や,朗々と歌う。「♪水無月 若葉の讃岐路に私の のの様 ご誕生〜〜〜〜♪」
「よって6月生まれなのじゃー」
反応しきれない息子と私。。。(誰だって反応できないと思う)

うーーーむ,ついにきたか?ボケが。

と思うまもなく,そこらじゅうの校歌を知っていると次々に歌い始める。
爺やは旧制丸亀中学校の出身。今の香川県立丸亀高等学校の前身。

無縁だったはずの高校の校歌を次々に歌い上げる。

「じーちゃん,今日は体の調子,いいの?」と尋ねるバカ息子の問いにも答えず歌い呆ける。

無縁だったはずの善通寺一校の校歌は「古関裕而」の作曲だと言い,披露する。

どのようなリアクションをしてよいのか分からず,途方に暮れるバカ息子&私。

・・・かくして夕食タイムは爺やオンステージとなり,私たちバカ親子は善通寺市の小・中・高の校歌を聞かされる羽目になった。

 
michiの家庭菜園作業メモ
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