2005/01/01 (土)
ご飯を作るためにだけに生きているような毎日。
朝,恒例のあん餅雑煮。おせち料理。 昼,にゅうめん。おせち料理。 大工の甥っ子が迎えにきて,爺は実家の酒盛りに出かける。中途半端な食べ方をしているので 夜は雑炊,はまちの刺身,スモークサーモンと畑の野菜のサラダ。おせち料理。 おせちは早くも飽きがきた。
朝,「じいちゃんちは寒すぎる。永遠にふとんから出られないよぅー。」とミノムシが泣いていた。ヤツラの布団を一気にはぐ。 「爺ちゃんにおめでとうを言って来な。いいもの,もらえるかもよー。」 途端にほくほく顔になって,揃って「おめでとうございまぁーす。」と声を張り上げる。ゲンキンなヤツラじゃ。 しかし「おめでとさん」の一言だけで,爺やの手,新聞をめくる。 もぞもぞと場を離れない息子たち。 「ん?お年玉は2日前に渡しただろ。」 2時間かけて家族総動員で爺やの車の鍵を探した。息子たちが見つけた。そーいえば,あの時爺やはうれしがって「ほりゃ,これがじーちゃんの感謝の気持ちじゃて。」と1枚ずつ握らせていた。 「こんなものいらないよと断ったのに,爺ちゃん,どうしてもって言って置いてった」と,二人の息子,不審に感じて私にチクリに来た。うーむ,やっぱりボケがきとるかのぅー? 「お前たち,要らないんなら,かーさん,もらっとく」やったぁー!うひひ!とほくそえんだ。鵜飼の鵜匠になった気分。返す返すも「うまくやったぜぃ」笑い,止まらん。はふっ。はふっ。はふっ! ・・・あの時のアレがお年玉だったとは!!しかも,物忘れしてない。まだボケはきとらん,みたいじゃー。残念っ!!!!
夜,新年に変わってからの初外出。行き先はコンビニ。 四国新聞という地方紙を2部ほしいと,駄々をこねる爺や。8時を回ってから新聞がほしいなどと言わんでくれ〜。 孝行娘,二男とともに外気温3度のなかをコンビニ行脚。13軒。 やっと1部入手する。 「こーゆーことは,朝,言わんといかんで。」と二男に諭される73歳。
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