お料理会
2004/09/21 (火)

hare.gif お料理会にエンサイとゴーヤを持っていき、エンサイの炒め物とサラダを紹介した。今年菜園をやって強く感じたことは、日本の気候に適応するお野菜の種類が違ってきているのではないかということ。私が子供のころなら、栄養豊かな緑黄野菜の筆頭はホウレンソウ。そしてホウレンソウよりも小松菜のほうが栄養的には優れていると、意識的に小松菜も多用してきた。冬ならこれらの野菜もなんとか私でも育てられたが、夏場は難しい。特に今年のような暑さの中では農薬や化学肥料も使わない素人の露地栽培は無理ではないかという気がした。そんな中で、とにかく元気だったモロヘイヤにゴーヤにエンサイ。農薬がなくてもかんかん照りでも育つ亜熱帯原産の野菜たちは、本来、強い紫外線にも負けない抗酸化の酵素を自身に蓄えている。それが、また、そこに住み、食する人たちの命を守ることにもなっているのだと思う。ハウスや水耕栽培だのと莫大な費用と手間とエネルギーつぎ込んでしかも農薬や化学肥料にまみれた野菜なんて不自然すぎるし、それが体を守るはずもない。今まだあまり、普及してないけれど、これらの野菜たちがこれからキッチンの常連になる気がする。食料の自給率40%なんていうのは恐ろしい。誰もが簡単に栽培できるお野菜なら、ベランダや庭で自家消費分くらい育てられるはず。畑しながら考えたり、学ぶことはなかなか奥が深く、幅広く、面白い。

 
季節のうつろい2005
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