古代九州の国宝展に!
2009/11/29 (日)

harenotikumori.gif 太宰府市にある九州国立博物館で10月から開催されている「古代九州の国宝」展が本日最終日ということで、バー様と出向くことに。

 せっかく出かけるのだから・・・・と、ジー様は大宰府政庁跡にも行きたい、バー様は天満宮と帰り道の途中にあるガーデンセンター、温泉にも行きたいという。
 何とも欲の深い強行スケジュールを用意して出かけた。

 最初に立ち寄った政庁跡は、7世紀後半に九州筑前国に設置された地方行政の要所で、外交、防衛のほか九州西海道9国の行政、司法を所管していた「お役所」のあったところである。
 その機構や権限は国内でも最大規模のもので、「遠の朝廷(とおのみかど)」と呼ばれたそうである。建物跡の礎石から3期にわたって増改築され建物の規模も壮大であったと想像に難くない。 

 往時を偲びながら散策していると、近くで紙飛行機を飛ばしていた我々と同年代と思しき方が近づいてきて、地元に残る歴史講和を聞かせていただいた。ボランテイアのガイドさんかと思っていたら、親切な歴史好きさんであった。

 邪馬台国もここから始まったというキャッチフレーズは、相当刺激的ではあったが、古代九州の国宝の展示物を見ながら、ジー様の容量の小さい頭の中はオーバーヒートするぐらいに、忙しくくるくると巡りっぱなし。
 熊本の古墳から出土した古刀「金錯銘鉄剣」の銘文に登場する「ワカタケル大王」と同じ銘文を彫られた古刀が埼玉県の古墳でも出土し、1500年を経て九州大宰府の地で相見えたこと。大分で出土した金銀錯巌珠龍文鏡のあまりの豪奢ぶりに、卑弥呼の鏡か?などと歴史ドラマ好き老人のハートを、随分ともてあそんでくれる催しであった。

 少し遅くはなったが、残りのスケジュールもしっかりクリア、ポカポカに温まってご帰宅とあいなった。

i0 i1 i2 (1) 古代九州の国宝展 パンフレット
九州国立博物館会館4周年記念特別展だそうである。

(2) 大宰府政庁跡
往時の面積は、約25万4000平方メートル、甲子園球場の約6.4倍であったといわれている。
 年を経て田畑となっていたが、昭和30年代に住宅ブームの始まる最中、地域住民の方々の理解の下に、貴重な史跡の発掘保存が始まったそうだ。
(3) 政庁跡の礎石群
第1期から3期まで、行政機構の充実・権限の拡大にともなって規模が大きくなったといわれている。
 
Manjii のつれづれ菜園日記
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