家の用で畑に出たのは夕刻であった。
昨日の出来事を周辺の菜園仲間に知らせ注意を促す必要があったが、既に情報は必要な範囲まで伝わっていた。

　新たな情報では、テントの向こうに隣接する水田の畦では毎年３頭ほどの確認事例があり、その向こうの畑でも同様の話を聞いている、まさに「マムシの里」にわれわれが居候しているようなものに思えてきた。

　菜園仲間の新たなアドバイスは、マムシは必ずペアでいるので、１匹を見かけるともう１匹も注意が必要であるということ、見つけたら目を離さず（目をそらさない）必ず緊急逮捕することだそうである。早速テントのそばには「用心棒」なるものを用意した。

　ということで、今日は農作業はそっちのけでマムシ君との今後のお付き合いについて考える日となった。

　隣の菜園仲間と話し込み、帰りはまんまるお月さんと月明かりに浮かぶ街宵草の可憐な花を愛でながら家路をたどることとなった。 近くの公民館広場からは盆踊りの練習なのか、太鼓の音も聞こえてくる、マムシのことは暫し忘れよう。

　

(1) テントの張替え 昨日、マムシを発見したテントのシートを剥いで、中のものを全てとりだし、点検を行ったがマムシ一家は引っ越したようだった。 用心棒を設置 (2) 待宵草？ 黄昏時の帰路、土手の道ばたに鮮やかに咲いていた。既に中天に差し掛かっていた６月１５夜（旧暦）お月さんとの取り合わせも、なかなかのものであったが、両方をカメラに収めるには技量が・・・・・ (3)