発芽と活着
2009/03/31 (火)

hare.gif 明日から4月に!暖かくなりそう。

"暑さ寒さも彼岸まで”のことわざがある。暖冬でもあるし、暖かくなるのを期待して
種まきを早めたが寒の戻り(やっぱり、例年のことだった)があって予想がはずれた
トンネルハウス蒔きで寒さには備えたつもりだが、発芽がおもわしくなく心配である。
仮に今回蒔いた野菜の基準温度を5℃(育苗管理:危険温度)として春分の日(3/20)から
29日までの10日間の有効積算温度を計算すると[10.6℃・日]である。発芽(生理活動)
にはエネルギー不足の温度のようだ。種がダメージを受けていなければまだ発芽する
と思うので、もう少し待ってみる。(データ温度:平均気温(日ごと) 気象庁統計値 長野)

*発芽メモ
品種播種日記コメント
だいこん3/16トンネル 3/21発芽 90% V.G
きゅうり3/16トンネル 3/22発芽 90% V.G
ネギ3/15トンネル 3/29発芽 70%
トマト3/16トンネル(ポット表面に新聞紙掛ける) 3/29発芽しない N.G
すいか3/16ドーム 3/28発芽 25%
かぼちゃ3/16ドーム 3/28発芽 25%
ニンジン3/21直播 3/29発芽していない
べんり菜3/21直播 3/29発芽していない
ほうれん草3/21直播(有孔シートべた掛け) 3/29発芽していない
キャベツ
ブロッコリー
レタス
3/19
3/20
(定植)
トンネル 3/29活着 100% V.G
(トンネル効果⇒大)
*作業メモ
(1)電熱加温はしていない、自然栽培。
(2)水遣りは今の季節は土の温度を下げるので少しづつ与えた。
(3)トンネルのトマト、ネギに新聞紙をかける。(3/27〜寒気のため)
(4)トマトが発芽しないのは発芽適正期間内での発芽積算温度不足が原因?(参考データがほしい)
(5)直播のニンジン、べんり菜、ほうれん草にビニールシートべた掛けを行う。(3/29〜寒気のため)
(6)異常低温が野菜の生理現象(品質)にどの様な影響を与えたか、今後の問題である。
*3月の播種について
3/20から10日間の有効積算温度のサンプル計算値[10.6℃・日]はトンネル保温効果を加算補正
しても[45.6℃・日]位で、どうも播種時期が気象にマッチングしなかった様だ。試行錯誤の経験を
つんでいくか、当地の専門農家の栽培例を参考にするしかない。
*参考メモ
有効積算温度の計算について:気温が5℃以下の場合有効温度は0〜マイナス(寒さの指数)
となるが野菜の生理活動には有効でないとして除外する。
発芽有効積算温度例:メロン(150℃・日)、スイートコーン(100〜180℃・日)、他はデータ
がわからない。発芽有効積算温度/有効温度から発芽日数が推定できる。

農園日記DATA[ホームに戻る]更新(4/1日am4:00サイト更新)

写真coment
[飯縄山]はりんご畑の正面に、川中島平をながれる千曲川の下流の長野市周辺の
高原に、いつもどっしりとした姿を見せている。(標高1917メートル)
その日はどんよりとした曇りだったが飯縄をズーム420mmで撮影してみた、遠い山間の
斜面に小さな集落が写っている。肉眼では見えない人家の風景になぜか郷愁を感じた。
撮影が終ってからしばらくして山は雪となって雲に隠れた。雪はこちら(千曲市)のほう
にも冬の終わりをなごり惜しむかのように風に舞って来た。
お昼前、りんご畑で今年初めて鶯の春を告げる声を聞いた。こんなに早いのは始めてだ。
鶯にも私のようにセッカチなのもいるのだろう。その夜、里でも雪が積もった。[3/26]
◎いつか飯縄山の頂上からこのりんご畑を眺めて見たいと思っている(飯縄登山)。

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limelight2009の家庭菜園作業メモ
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