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[11月] |
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1)元肥について |
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例年、施肥は今月中旬から来月末にかけてJAぶどう施肥基準に沿って行っているが |
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水田を転作した土地のためか栄養過多状態で徒長的である。そのため今年から暫く |
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元肥は化学肥料、有機質肥料とも与えず、有機酸中和目的の苦土石灰だけとする。 |
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2)主な肥料要素とその働き |
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(1)チッ素:葉や枝を成長させる(2)リン酸:開花・結実や根の成長に必要(3)カリ:果実 |
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の正常な肥大、木の健康増進のほか、乾燥・寒さに対する抵抗力強化に必要 |
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(4)カルシウム:細胞壁の主成分でもあり植物発育に必要な要素、ぶどうは好石灰 |
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植物、生育過程でできた有機酸を中和する(5)マグネシウム:光合成を行う葉緑素を |
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つくる成分の一つであり不足すると黄色となる *マグネシウムとは→苦土のこと |
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3)秋の果物「ぶどうの栄養価値」について |
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ぶどうの主成分はブドウ糖と果糖。ブドウ糖は体内に入るとエネルギー源となり疲労を |
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回復させる。夏の疲れにはちょうど良い。 クエン酸、酒石酸、ビタミンA、B1、C、鉄分、 |
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カリウム、カルシウムも含まれ、 特に鉄分は豊富であり貧血の改善にも効果がある。 |
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