おこよ来よ転ぶも上手夕涼　　一茶
夕飯過に揃ひけり雲の峯
　　　　　古郷やちさいがおれが夏木立


★［農作業日誌］

　庭仕事
　やさい畑や果樹に忙しく庭仕事がおろそかになる。孫の相手がなかなか出来ないので庭の草取り等
　しながら久しぶりに庭仕事で遊ぶ。まだ二歳になったばかりだが、一生懸命にお手伝いし、厭きない。
　可愛くていい子である。
　昨日蕾だった百合が今日は咲いている。薔薇も二度目の花をつけており、女郎花、蝦夷ぎくが小さな
　花を咲かせ始めた。すでに咲いている桔梗など秋の七草、以前は里山に自生していたが今は見られ
　なくなったので盆花用に愉しみたいと、2009年に通販から種を購入して庭に蒔いた。
　小さな庭の中にも名も知らないさまざまな草花が生きている。　ただこのごろはせっかく咲いてくれた
　花たちに気づかず、日常が過ぎていくことが多くなった。　感動することが少なくなった。　年のせいか
　何かが衰えた気がする。無垢で瑞々しい子供の心がほしいと思う。

　＜今日の俳句＞庭仕事孫ついてくるく夏木立
　　　　　　　　　　　一日中眺めて居たい雲の峯
　　　　　　　　　　　幼子は遊びの帰り雲のみね
　　　　　　　　　　　風呼ぶや夏の盛りの女郎花