ほうれん草、ニンジンの発芽
2011/04/15 (金)

hare.gif 二葉から蕣淋し春の霜 一茶

★[農作業日誌]

 3月25日に蒔いた露地栽培のほうれん草、ニンジンの発芽状態について考えてみた。(写真)

 (1)4月15日現在 ビニールシート掛け(ベタ)のニンジンは発芽したが、ほうれん草が発芽していない。
 (2)気象データから播種後の経過日数20日間の日平均気温を積算した有効積算温度は38.9(℃・20日)。
 (3)播種後乾燥状態が続いたので水遣りを毎日実行したため地温での有効積算温度は20℃(推定)位と
   思われる。今年は著しく低温での種蒔きであった。(異常気象)
 (4)limelight2009で実測した発芽有効積算温度はニンジンが106.8(℃・日)、ほうれん草が84.2(℃・日)で
   あるから、発芽しないのはあきらかに現在までの温度不足が原因である。
 (5)土の中の種を観察したら発芽を始めたのもあるが、20日間の低温は相当ダメージがある。発芽後の
   成長にも問題が出てくると思うので、蒔き直しも検討している。

 3月の露地への種蒔きについて(対策)

 温度管理が何より重要である。播種後から1週間の気象予報の有効積算温度が発芽有効積算温度に
 達しない場合は必ずビニールシート掛け(ベタ)の保温処理を行うこと。⇒「初期対応を完全に!

★blog
 

  今回の災害の悲惨さに改めで驚く。  「出来る事」はお見舞いの気持ちの「募金」位で、申し訳なく感じる。
 原発事故については原爆を経験したこの国の人々は何かを感じ、何か(科学?)に期待して見守っている。
 原子力についてその安全性と将来についてもっと真剣に考えるべきだと思う。原子力工学を学ぶ若い学生
 のほか、あらゆる分野、世界中がもう一度考えるべきだと思う。今も原子力発電所は各地で稼動(恩恵も
 受けている)しているので安全性と運用システムを見直すよう対策も進めてほしい。
 今回の地震でインターネットが健在であった。そのネットワークのしくみのためである。また新幹線が即時
 地震を感知して安全に停止、大事故にならなかった(日常の事故訓練もある)。原子力発電所も運転停止
 はしたがその後の反応制御がうまくいかず、いまだその対応が毎日のニュース源となっている。あらゆる
 手段を受け入れ、即検討し、早く安定させてほしい。
 今回の事故をTVで見た限りでは事故のための原子炉安全制御システムが独立していなく、発電などの運転
 制御部分となっていることに不思議を感じた(コストダウン?)。 自然はどんな対策想定しても自然自体がまだ
 解かっていないことが多い。巨大なコンクリートでどんなに防備しても壊されることがある。それよりも備えは
 全国の原子力発電所に原子炉事故安全制御システムを別途構築しネットワークでつなぎ、安全モニターを
 首相官邸に置く位の対策が必要ではないか(国の安全のために)。それに見えない放射能の拡散が厄介な事
 もこの事故で実感した。これからの若い学生にはこの事故を教訓に放射線を映し出す(ウイルソンの霧箱
 のような)カメラ、などのハード面、事故対応のさまざまな分野のソフト面、(含む行政)の 研究開発を行い、
 未来を安心で”明るいもの”にしてくれるだろうと期待している。


    <今日の俳句>寒戻る戻れぬ二葉耐えており

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limelight2011家庭菜園作業メモ
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