気象異常
2011/04/06 (水)

hare.gif 雨よ風よいつ迄咲ぞ野太根 一茶

★[農作業日誌]

 気象データでは3月の「日平均気温」は2.2 )℃で平年値3.4℃と比較して1.2℃低い。   彼岸以後から
 4月4日迄寒の戻りがあって、この長く度々の低温が平均値を下げた。この"異常低温"は果樹の開花
 時期や野菜の生長を遅らせ、作付けや作業などに影響を与えた。
 やさい畑
 (1)3月18日種まきの夏野菜の加温育苗であるが発芽は順調だったが日照不足(室内)が原因と思われる
 徒長が始まっているので、トンネル・ハウスに移し育苗することにした。(旬にマッチングさせる為)
 (2)露地栽培のほうれん草、ニンジンは例年より4日遅らせて25日に蒔いたがいまだに発芽していない。
 低温が原因である。最悪の場合蒔き直しをしなければならない。
 (3)トンネル・ハウス内で栽培した越冬大根が花を付け始めたので全部収穫した(成長⇒まあ々)。
 (4)越冬野菜(1/1日記)が元気を取り戻し成長を始め、役立っている。家庭菜園では今収穫できる春野菜
 (3〜5月露地)の栽培設計が最も大切だと思う。つまり前年の越冬野菜の作付け計画が重要である。 
 早春の野菜をどのように確保するか、適切な作型を決め(気象に上手にマッチング)、準備して実施する。
 (5)このところ気象が安定しないので春まき大根の畝(床)作りなど準備作業を主に行ったりしている。 

☆家庭菜園では"いつも新鮮な野菜を切らさない"ことを目標として作付け・栽培をする。今年のような"
 異常低温"がおきると自然への対応に苦慮する。温室設備などハードでの対策はコスト面から出来ない。
 農業は「お天気」仕事である。気象情報、技術開発情報(寒さに強い品種の選択)、加工・保存の利用
 や代替野菜、生育・栽培方法情報などソフト面の活用で気象異常に対する備え・対策としたい。

 <今日の俳句>控えめな大根の花好きな花

写真:毎年彼岸入りの頃に咲く庭の水仙が今日やっと、開き始めた。

i0
 
limelight2011家庭菜園作業メモ
[ホームに戻る] [今日の日記へ] [この日の日記へ]