2011/02/07 (月)
春の陽射しがやさい達の冬の深傷をいやします わが春やたどん一つに小菜一把 一茶
★[農作業日誌] 今日レタスの発芽を確認した。家庭菜園の実際での発芽日数、その有効積算温度は多少違いがあっても、 あまり問題ではないが、データにする以上ある程度定まった基準でと、過去の方法、定義など見直した。 1)発芽の確認方法 発芽の確認方法は国際種子検査規程(International Rules for Seed Testing)で「発根した根が種子の 大きさまで伸びた状態」が発芽の基準として定められている。それは芽の成長が予想できる時点である。 2)発芽日数、その時点 水稲調査基準を参考にすると発芽および出芽調査の基準及び要領、方法が各調査項目毎に定められている。 <例>発芽始:始めて発芽を見た日(観察) 発芽期:播種粒数の40〜50%が発芽した日(観察) 発芽揃:播種粒数の80〜90%が発芽した日(観察) 発芽日数:置床翌日より発芽揃いまでの日数(算出) 発芽率:置床翌日より7日目に、調査算出(測定) などであるが、発芽および成長は環境ほか、さまざまな条件で異なってくる。 この日記では「発芽日数の定義」をサンプル数が少なくてシンプルで、成長における栄養や環境の影響が まだ少ない「発芽始:始めて発芽を見た日(観察)」の時点までの日数を「発芽日数」と定義した。 3)発芽有効積算温度 播種日から「発芽の確認方法」で始めて発芽を見た日「発芽始」までの日数と「気象庁 長野・日ごとの 平均気温データ(露地)」または「実測値(加温)」から計算(積算)した値を発芽有効積算温度とする。 4)<発芽データ>
品種 | 播種日 02/04 | 発芽日 02/07(発芽始)am9:00 | Vレタス | 加温育苗 20℃ | 発芽有効積算温度45[℃・日 ] | 5)レタス育苗の注意事項など(追記) 温度コントロール:発泡スチロールの育苗箱は保温がよく、室内では温度管理が案外容易である。夜間は 加温するが、換気に注意(温度上がり過ぎ)。 温度25℃以上になるとタネは休眠する。(夏季の高温期は タネをガーゼなどで包み、一晩水に漬け、乾燥させず、冷蔵庫で2日程度催芽させてからタネまく) 播種床:レタスの種は好光種子で光によって発芽が促進される。タネに光が当たるように、覆土は薄めに する。タネまき用土は、水もちと水はけのよい、立枯病などが発生しない清潔なものを用いる。 (写真:1.陽射しに当てた育苗箱 2.発芽を確認した)
☆その他の農作業 当分根雪が消えそうもない。時々の冬野菜の収穫以外まだ農作業(やさい畑)は休眠中。
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