子どもの頃は，この連休は田植えの季節でした。ゴールデンではなくて，グリーンウィークだよ・・・どこか行きたいなんて言えませんでした。

昔の田植えは近所の人や親戚の人が集まってみんなでやったので，それはそれで楽しい思い出です。機械の導入で，家族だけでできるようになっても，みんなが集まる機会であることは変わりませんでした。

結婚してからも，実家の手伝いは毎年していました。女で運転ができるのは私だけなので，母や姉が作ったおやつやお弁当を運ぶのが，私の役目！
姉は料理がとっても得意で，田植えには毎年カツオの煮物。魚があまり好きでない叔母も楽しみにしていたくらいでした。タケノコの煮物，サラダにおにぎりに唐揚げとごちそうがいっぱいでした。
稲作りも辞めて，叔母も母も姉までが手の届かない彼岸へ行ってしまいましたが，忘れることができません。
田植えのお昼が終わった後は，必ずタケノコ掘り！姉は山ほどタケノコを掘って，持ち帰るとすぐに庭先でゆでました。そして，料理したり友達のあげたりするのが楽しみだったようです。

１４歳違いの姉はもう年を取らないので，今は１０歳違いになりました。姉が作ってくれた味を懐かしむ年になったのか，今年はタケノコご飯やお稲荷さんやおはぎなど初めての料理に挑戦しています。もっといろいろ教えてもらいたかったなぁ・・・