１リットルの涙　を見ました。
普段はあまりドラマを見ないんだけど
今日は　アイロンをかけながら　テレビを見ていました。
「病気は　なぜ　私を選んだんだろう。」
「かわってあげられなくてごめんね。」
「今できることを頑張る。」
こんなフレーズを聞いていたら　弟が病気になったときのことを思い出しました。
母は　ふさぎ込んでいました。
かわってあげられるならかわってあげたいと泣きました。
私たち家族も　それぞれができることをしました。
でも　弟は　あっけなく他界しました。
それから１年　父も弟の後を追うように他界しました。
私の息子は　そんなつらいことを経験しました。
私たち家族は　とっても　寂しくなりました。

少しでも病気に立ち向かう力をと思って告知したことがよかったのか悪かったのか　分かりません。
そして　闘いたくて闘えない条件下に身を置いた弟の無念さを思いながら　ドラマをみていました。
自然と涙がこぼれました。
悔しくて悔しくて　悲しくて・・・。

自分の中で普段　封印している物が一気に出てきました。悲しかったこと　つらかったこと・・・
弟や父が去ってからの悲しみやつらさや寂しさ・・・。
そして　そのことが息子に与えた影・・・。
そんな息子を支えてやれない私。
あの日から　苦しみは続いています。
ドラマを見ていたら　思い出しちゃいました。

でも　悲しいから　寂しいから　つらいからって
そこに座り込んで泣いているわけにはいかないですよね。
前をみて　進んで行かなくちゃ。
そんな風に頑張っているなかで
今日は　一休みして　心のお掃除をする日になったのかもしれません。

たくさんの涙が出てきて　いろんないやなことが流れると言われています。
泣くことは悪いことではありません。
だから　今夜はちょっと　想い出に浸っています。