今日の天気　　曇り






今日は島根県邑南町の稲積家の改修が一応完成したので、見学に行った。
一見はどこをなおしたの？という感じだった。
施主さんは、雨漏り、座板、建具をなおしてくださいと
お願いしたそうだ。

屋根を全部やりかえると相当費用がかかるので、漏っている箇所のみを修理したそうだ。

座板は、これは独立して取り替えることが出来るので
費用はあまりかからないそうだ。

最後の建具は、きちんと閉めるためには、柱がきちんと垂直に立っていなくてはならない。
柱は１本で立っているのではなく、骨組みでつながっているので、これは非常に大掛かりで費用のかかる工事になるそうだ。

施主さんのお願いした３箇所の補修はどれも表からは目に付かない、基礎的な重要なところばかりだ。
だから新築そっくりさんという雰囲気ではなかったけど、
築150年と言う立派な家が後世に受け継がれるということになって
本当によかったと思う。

(1) 稲積家全景 (2) 入り口 (3) 土間奥のいろり。 手前は長持ちを飾り棚にしている。