サツマイモを甘く育てる
2010/03/26 (金)

今日の天気

曇り時々晴れ〜〜ちらほらと雪混じり、とても寒い。




「家庭菜園の裏ワザ」〜木嶋利男より〜〜メモ〜〜〜


*産地では2〜3年連作した後、有機物を含まない砂を客土する。

*サツマイモは組織内に空気中の窒素を固定する微生物(ハーバースピリラム、アゾスピリラム)が生息し、
栄養分を作り出す。

*地力のある畑では、栄養分が葉茎の生育にばかり使われないように、
サツマイモのつるを裏返し、栄養分が芋の肥大にのみ使われるように促す。

*出来るだけ有機物の施用が少ない砂地の畑を選び、苗は縦に挿す。

*畝間45センチ、畝幅45センチ、高さ30センチ
30センチ間隔で挿す。

*収穫後1〜2週間、日陰で保存する。




いくら痩せた土地がいいと言っても、限度があると思う。
それはこういう経験があったから。

(三)の土地を買ったときに、現在畑にしている所は
30センチほど掘り下げ、マサツチと入れ替えてもらった。

そこに長さ10メートルくらいの畝を立て、サツマイモのつるを挿した。
一部には生ゴミ堆肥を少し入れておいた。

葉の茂り具合は、貧弱だった。生ゴミ堆肥を入れた部分は少しはよかった。
秋に掘ってみると、なんとピンポン玉くらいの芋がた〜〜くさん着いていた。
生ゴミ堆肥を施した部分は、テニスボールくらいにはなっていた。

それで、いくらサツマイモが地力のない土がいいと言ってもまったくないのでは育たないと思ったのだ。



サツマイモにも窒素を固定する微生物が生息するとは初耳だった。〜〜へぇ〜〜〜
早速検索してみると

サツマイモ



サツマイモのほかにも、とうもろこし、野生稲などにもついているらしい。
なるほど、それでちょっと納得した部分がある。
先日タイの山岳地帯で陸稲を焼畑で作っているのを紹介する番組があったが、
陸稲は自分の体内の微生物から窒素をとりいれていたので、
焼畑だけで窒素肥料がなくてもよくできていたのだ。



(勝手に引用)

日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2009−232721(P2009−232721A)
公開日 平成21年10月15日(2009.10.15)
発明の名称または
考案の名称 エンテロバクター属細菌を用いた植物栽培方法


発明が解決しようとする課題】
【0007】 上記のような作物植物の栽培により生じる環境への窒素負荷を軽減する理想的な方法は、非マメ科作物植物にマメ科植物のような生物学的窒素固定機能を付与することである。これに対する検討は多くの研究者により行われてきたが、いまだ実用化に足る技術の開発には至っていない。これに関して、サトウキビ、サツマイモ、野生イネなどから窒素固定菌が分離され、その利用が注目されている(Plant and Soil,Vol.108,p.23−31,1988;土と微生物,第60巻(第1号)p.3−9,2006;Soil Science and Plant Nutrition,Vol.46,p.759−765,2000;Microbes and Environment,Vol.21,p.122−128,2006;Applied and Environmental Microbiology,Vol.67,p.5285−5293,2001)。
【0008】 そこで、窒素固定菌を利用することにより、マメ科植物のように生物学的窒素固定機能を持たず、かつ窒素要求量の高い葉菜類および果菜類などへの生物学的窒素固定からの窒素の供給を実現し、それにより窒素肥料の投入量を低減することが求められている。このような技術が実現すれば、施肥窒素による地下水汚染が緩和され、また同時に経済的効果も有するものと思われる。










 
komichiの家庭菜園作業メモ
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