ペケでも価値がある?
2014/05/01 (木)

harenotikumori.gif とにわか雨。

 植物の専門講義が始まる。その中で植物育種学…いわば品種改良の講義。
 品種改良は一般用語、農学では育種と言う。その育種といえば花夢さんからの種、今年で3年目の株になる。

 さすがに株自体の強弱やクセがはっきりとしてくる。やっぱりオールマイティと言える完璧な株はない。これは全ての植物にいえる現実。大体はペケ、途中で廃棄されるのが相場である。でも一部の特性がずば抜けて優秀な株もある。今度はそれを交配親にしてみることもあり、イネもそれで生まれた有名種もある。
 今度は自分がブリーダーとなる。このままではお祭りといえども出せない品種のままなのだ。面白いだけでは通用しない厳しい世界だ。

i0 i1 (1)  今日も新しい花が咲いた、これは綺麗。
 これも花まつりシリーズ。
(2)  実生「常磐御殿(仮)」
 かなりがっちりした株で、初期生育は良い。葉もかなり大きく広がるが、『長幹高丈・輪径不足・サジ弁の一文字』と言うのが欠点。

 首から下が良いので、花夢さん。実生の交配親に使ってみませんか?
 ちなみに写真は正面から撮っているが、まだ後ろに芽がある。9号鉢に植えているので芽自体もかなり大きめ。初めは育て甲斐があるのに咲くとガッカリなのだ。
(3)
 
北の園芸士の「世界一適当な植物園」
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