2004/10/26 (火)
今日は小雨が降ったりやんだり。
職場は相変わらずガレキの山である。 食品会社勤務なので、「ガレキ」の一部は、一見まだ食べられそうな食品だったりする。 被災のひどかった地区では食べ物がないと訴えてる一方で、「ガレキ」を黙々と捨てまくるのは、なんだかせつない。 でも冷蔵庫が止まった中に置かれていた製品だし、容器が壊れれば中身の保証はできないし。 もし「被災者に配ったら、腹を壊した」なんて事になったら、責任は誰が取るのか、という事態になっちゃうのだ。 結局、捨てるしかない。 台風で作物を捨てる羽目になった農家の人も、こんな気分なのかなぁ。 …放っといたら腐るしな、このガレキは。
今日撤去した「ガレキ」は、豆腐だった。 倉庫に山積みの豆腐が、みごとに崩れ落ちている。 「豆腐の角に頭を売って死んでしまえ」なんて言い回しがあるけれど、今大きい余震が来たら本当に豆腐で死ぬんじゃないか?とマジで思った。
帰り道、営業再開した大型スーパーでスニーカーを買った。 雨の降る中、ローファー1足で復旧作業はさすがに無理がある。
川流れ菜が一部発芽。 こんな事態でも、ちゃんと芽を出してくれるのが嬉しいな。しみじみ。
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