追い込み最終章・・・・
2017/10/04 (水)

福助電照6日目

福助今日から最終追い込み・・・・
を本格的に実行するために自家製液肥を再度制作


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昨年の9月26日の日記から


朝、何時ものように花夢ニトロ、自家調整アミノ酸、水溶性リン酸液、ハイポ液、パワーイオンで潅水・・・
花夢ニトロは6000倍その他は1500倍相当・・・

夜6時を過ぎて暗くなってから、ペンタガーデン100倍、自家調整アミノ酸1000倍で葉面散布・・・・昨日は晴れたが今日は1日中曇りで夕方から雨が降っている・・・雨等で菊が光合成がまともに出来ない時にも光合成をしなくとも与えるだけで蛋白質合成をして樹が出来る良質で高純度のアミノ酸を主に用いている事と日光の光線が弱くても光合成を助けるペンタガーデンによって今年は随分と助けられている・・・


今年のこの時期の肥培管理は6〜7年前の頃より数段レベルアップしていると自負している・・・しかし科学に裏付けられた技術の更なる進歩が菊つくりのレベルアップにつながると思うので・・・・結果を出すように頑張らねば・・・

さて、日記仲間の多くの方が硝酸試薬で鉢の中の硝酸態の窒素を調べて肥料抜きに忙しい時期に・・・私が毎日液肥等をガンガン与えることがなぜ出来るか?・・・それは鉢の中から硝酸態の窒素となりどんどん湧き出て来る元凶のアンモニア態の窒素の乾燥肥料がとても少ないからなのです・・

下に過去この時期の福助の鉢の硝酸の値を調べた結果があります・・・・見て頂くと良く解かるはずです・・・・

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2010年9月の日記から
(この年の全国大会では2種目でお立ち台に上がった、前の年の2009年はキングサイズでお立ち台に上がっている)

2010年9月26日
私の菊作りは来年(今年)から大きく変る。

2枚のGR硝酸試薬による検査結果の写真の福助作りには、肥料抜きも大量の水も掛けてはいない、あくまで自然のままで、今年はアンモニア態の肥料は培養土を寝かせるとき以外は完全に与えなかった、その成果なのです。

新たな科学技術を利用して菊を作ることが定着すると、同じ条件なら誰でも同じ結果が出るので、30年以上もの栽培経験の中で積み上げてきた名人の菊作りの技を、新たに菊を作る新人でも数年(2〜3年)の習得期間で肩を並べてしまうことが出来ると私は考えている。

私の今年の施肥管理はまさにそれを如実に物語る画期的な方法で多分近い将来、ほとんどの菊栽培者にこの方法が広がると思われる。

富水の福助の残留窒素調査の結果


優美の福助の残留窒素調査の結果


今年の福助作りの施肥管理は昨年の国華園の福助花壇で1位になった◎地さんの施肥管理をそっくり真似たもので乾燥肥料はアミノ◎◎◎だけで油粕等の乾燥肥料は一切使わなかった、ただ、◎地さんと違うのは液肥と葉面散布を私がアンモニア態を含まない極薄いものをほぼ毎日続けたことに有る、特に葉面散布は肥料に頼らずに茎葉を充実させて、根に負担を掛けずに樹を大きくすることが出来る方法なので毎日欠かさずに行う事を心がけた・・・

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2010年9月27日

何回かのGR硝酸試薬による残留窒素の調査で今年は鉢の中の硝酸態窒素が極めて少ない事、追肥等でアンモニア態窒素を全く与えていない事などから、現在の施肥管理はパーフェクトと言えると思うのだが・・・不安が・・・

私は、毎日液肥を与え、更に肥料の葉面散布をしている、液肥は窒素が5パーセントのアミノ酸の液肥1200倍と、硝酸態窒素とカルシウムを高濃度で含む花夢ニトロ12000倍をほぼ毎日、葉面散布はアミノ酸を窒素換算で4%のものを500倍液にしてこれもほぼ毎日使っているのだが、10日程前から1週間それまで液肥に混ぜていた12000倍の花夢ニトロを小さな蕾の中に花弁の元になる組織が育つ時期に栄養を多く与えることにより花弁数を増し花を依り巨大輪に出来ると考えて5000倍に濃度をあげていたのだが3日前から6000倍に薄くしてきたのだが、今日のように晴れていない日には光合成もずっと緩慢になるものと思い今日は12000倍に戻したのだが・・・・・・

それでもこの時期の液肥としては、多分日本一窒素が濃い肥料を与えているものと認識している・・・・何故か?・・・は昨年も日記に書いたのだが、この日記をご覧の方でそれが解る方は数人しかいないと思われる・・・

今日の液肥は、アミノ酸液肥を1200倍に薄めた中に花夢ニトロの原料の硝酸カルシウムを12000倍になるように入れた。


硝酸カルシウム10グラムを120ℓの水に溶かすと12000倍になる、薄い?、とんでもない・・・・

硝酸カルシウムには硝酸態窒素が15パーセントも含まれているので、硝酸態窒素では大菊液肥Vの6倍なので12000倍は大菊液肥V2000倍相当

アミノ酸液肥1200倍に溶かすので、大菊液肥V1000倍よりもかなり濃い濃度になる。


下の写真の左の試験官ががアミノ酸液肥1200倍液の硝酸態窒素量をGR硝酸試薬で・・・・

右はそこに上の写真のように硝酸カルシウムを10グラムを投入して12000倍に溶かした液の硝酸態窒素量をGR硝酸試薬で・・・・


参照回数 本日:167 昨日:163

i0 (1) 水溶性リン酸液の仕込みに手間取り、暗くなってから花夢ニトロと花夢アミノを2リットルづつ作る・・・

どちらも1000倍に薄めて追い込み用に使う・・
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 植える花夢流・菊・花と生活を楽しむ・・・
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