根茂土を〆る・・・・
2014/03/18 (火)

昨日製造した根茂土を〆る作業をする・・・・

これはなまくらの刃物に焼きを入れて固くするのと同じような作業・・・・

昨日10ミリ目の篩を通した根茂土を5ミリ目の篩に掛ける小さな粒が下に落ちても篩を動かし続けると篩の上の根茂土の表面が水けを帯びて光り輝きだす・・・・・これで完成・・・あとは乾燥させるだけ・・・・

5ミリ目の篩から下に落ちたものは今度は2ミリ目の篩で同じような作業をする・・・・・

原理は大地震の時の液状化現象に近い・・・根茂土に含まれている土同士が強く揺らされるために結びつきが強くなるのだ・・・・・

ただ、田土や粘土を良く知らない菊作りの初心者が良くやる間違いがある・・・・田土等を水の入った器に長い時間入れて置いて土が水分を含んで崩れるとこれは水に溶ける土だから菊には不向きだ・・・と決め込んでしまう人が往々にしているのだ・・・・

特に強い粘土質の田んぼの土でも水に長い時間入れて置けば崩れますよ、それだから田んぼの代掻きが出来るのですし、良い粘土ほど水を吸うと膨張する性質があるのです、世界一の粘土であるモンモリノ族という粘土(ベントナイト)は水を吸うと最大10倍に膨張をするのでそれが培養土の酸素の供給(呼吸)を促進する働きとして特別に評価される一つでもあるのですが・・・・

それはさておき、水に浸けて土の溶け具合を見るよりは鉢で植物を1か月も育てて様子を見る方がずっと良い方法なのですが・・・・

ま、根茂土の場合は秋になっても次の年1年続けて栽培しても土はその間々なのですが、ただ菊の根が根茂土を串刺しにしてしまいますが・・・・・

i0 i1 i2 (1) 一昨日調合して寝かせた土麹が60℃を4度ほど上回った理想的な中温醗酵をしている・・・・
(2) ピンボケの写真ではありません・・・

結構激しく篩を動かしている・・・
(3) 上と同じですが・・・・

篩を手に持って動かすより目の大きな篩の上を転がすようにして篩うと作業が楽に出来る・・・・
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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