2014/02/17 (月)
先日採取した大菊厚物系の種の選別と整理が終わる・・・・
だいぶ遅く横綱を母親にして昨年発表の新花の花粉を掛け合わせた厚物の種が予想を上回り200粒を超えた・・・
この種からの実生は私にとってとても貴重なものになりそうだ・・・・
小菊は盆栽菊とスプレー菊を合わせると冗談を抜きにして5万とも6万とも沢山の種を採取した・・・
大菊は管物系が450粒程、大掴みが1500粒程、一文字が500粒程、美濃菊が800粒程を採取をしたのだが・・・・先日上村先生が我が家に来られた時に、大菊の実生は綿棒や耳かきの綿毛に大菊の花粉をめしべの柱頭に付けて人工交配をしっかりしても、その後にミツバチなどが小菊の花粉等を付けてしまうとその小菊の花粉の方が速い速度で柱頭の先から花粉管が伸び、それが胚珠に届き、胚珠内にある 卵細胞と花粉管内の精核(精細胞)が融合することが多いとの事を最近実生を長年されている方から聞いたとの話をしてくださった・・・・ を
花粉が雌蘂の柱頭に着くことを受精と同一視していたが、 これはあくまで受粉で受精ではなかったとの話は私の交配の盲点であった・・・・
その様なわけで今年はミツバチが飛ばなくなった12月の中旬以降に交配した厚物の種の方が他の広のし等よりも期待が持てるかも知れない・・・
更に今年の秋にはハウス内に寒冷紗等でミツバチの侵入を防ぐ仕切りを沢山作りその中での交配をするつもりでいる・・・
国華園の2月号によると国華園では3000鉢の交配用の親株を鉢で栽培して種子を取り70000本の苗を育てて畑に植えて新花を育成しているという・・・
我が家ではその100分の1を目標にして新花の誕生を楽しみたいのだが・・・・まづ発芽率を1〜2割から4〜5割にしなくては・・・・それに信頼のできる実生仲間を増やさないと・・・・・
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