菊栽培の醍醐味
2014/01/06 (月)

切り花用などの営利を目的にしないで、趣味で菊の栽培をされる方の中には、純粋に花の美しさを愛でるために栽培される方や、東北の一部の地区の方の様に食料に供するために栽培をする方もいるとは思いますが、多くの方は品評会等に出品を目的として菊の栽培をされている方も大勢いると思います・・・・・・・・・

菊以外にも、蘭、薔薇、皐月、朝顔等では品評会や展示会が思い浮かびますが、身近にある草花のひまわりやチューリップやコスモスや鶏頭や百日草、芝桜、水仙等では展示会等があるということを私は聞いたことがありません・・・・・

なぜか?・・・・

それは、チューリップやコスモス等の一般の草花は品種が同じならば余程の事がない限り誰が作っても同じような花が咲く・・・つまり、作り手によって花の大きさ等に大きな差が出ない事が大きな原因だと私は考えています・・・・・

菊の中でも大菊は品種が同じなのに栽培技術の良し悪しで花の大きさが5〜10倍もの差が付くこともありますし、花の色や花弁の形や花の咲き方までもが全く違った花に咲きこれが同じ名前の花なのかと考えさせられることがあります・・・・・

良く人は環境の生物であると言われます、育て方で良くも悪くもなり、良く例えに使われますが1941年にインドで発見された狼に育てられたマカラと言う女の子は4つ足で歩き生肉が大好物でその声も狼そっくりに成長していた・・・・人間の子供は育った環境により大きく差が出る・・・・・と言われますが、菊も同じく育てる環境・・・特に、作り手の栽培技術の差によって大きく花の良し悪しの差が出ると思うのです・・・・・

その様な菊を栽培して良い花を咲かす事に一生懸命になることは子育てにも通じるもので、子育てから解放されて随分と経った年代の方々には人生で最も充実していた子育ての気分に浸りながら毎日を送れるという意義のある趣味の世界が菊栽培の醍醐味なのかもしれません・・・・

菊の栽培の初心者が菊を栽培してレベルの高い展示会に出品をして上位入賞を目指すのは、大げさに言えば私たちがオリンピックに出場することを目指すのと同じ様な決意と夢と計画と実行力が必要だと私は考えています・・・・

続きは明日にでも・・・・

 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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