土麹「根茂土」を作る・・・作成中の腐葉土の温度が72度に・・・・・
2013/12/07 (土)

積み込んだ椎の木の葉の温度が昨日切り返しをしたにも関わらず72度に達した・・・・・

昨日の日記で「嫌気性醗酵を避けるために切り返しをした」と書いたことで誤解を招くといけないので少々補足を・・・・

積み込んだ木の葉を微生物の力を借りて良質な腐葉土にするためには、醗酵中の腐葉土の山の温度は60度を超える温度に達しなければいけない・・・それは温度が60度を超すことで菊栽培に於いて不都合を起こす様々な病原菌等の殺菌が行える事と、内部が温度が高くなるとバクテリアの呼吸作用が増して内部から嫌気性の状態が広がり始め嫌気性のバクテリアが増殖を始める・・・・するとこの嫌気性のバクテリアが大変大切な働きをしてくれる・・・・それは木の葉の表面を覆っているセルロースの分解をしてくれる・・・このセルロースの分解という段階を踏まないと良い腐葉土が出来ない・・・・

それで腐葉土の山の温度が上がってからしばらくはそのまま放って置きひとりでに温度が下がるのを待ってそのあと切り返しをするのが正しい方法なのだ・・・・・

それなのになぜ温度が上がったばかりの昨日切り返しをしたのか・・・・

それは好気性のバクテリアが沢山繁殖している状態の腐葉土を今日使いたい予定があったからなのです・・・・・


今日は朝から土麹「根茂土」を作る作業をした・・・・その出来上がった人工田土「根茂土」を麹化するのに温度が上がっている木の葉を使いたかったからなのです・・・・

お蔭さまでこの1か月半ほどの間に土麹「根茂土」を1、5トンも作つた・・・・


昨日も大変多くの方のご訪問が・・・・16時現在本日:51 昨日:579

i0 i1 i2 (1) 作成中の腐葉土の温度が72度に・・・・・

60〜70℃まで上昇すると、病原菌・線虫・ウィルスなどが 死滅し、植物の細胞壁を構成しているヘミセルロース・セルロース・リグニン・タンニンなどが分解され易くなる。
(2) 練り上げた根茂土を土嚢袋に入れて布団の上に寝かす・・・・


(3) 上に熱の出ている腐葉土を載せてその中で根茂土の発酵をさせる・・・
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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