onlyone・・・世界一の福助作りを目指して
2012/06/20 (水)

大安吉日の今日福助の挿し芽を行った・・・・例年より1週間ほど早いのだが・・・・・まして
福助には不向きと思われる菊である横綱や太花金の峰等長幹種の菊が何種類か含まれている・・
・・・大丈夫?(笑)

私の場合は此処数年競技会に出品を目指す菊栽培よりは新たな菊の栽培方法等の研究
目的の感が強い・・・・

しかし最近は余り栽培方法等の日記での公開は控えている・・・・例えば挿し芽の方法
等も8年も前から毎年最新の情報を公開してきたつもりなのだが・・・・・2〜3人の
特定の仲間以外はその方法を試された形跡もないし、なんら質問等の反応も無かった・
・・・それであえて最新技術の公開をしていることを後悔した(笑)

しかし、今年は新たな日記仲間が増えたので私の秘伝の福助の挿し芽の方法を・・・ほんの少し・・・・写真で・・・・それぞれの写真に発根の秘伝が・・・何が挿し芽の秘伝なのか写真だけで解かるかな・・・・・




挿し芽後18日程の発根状態、籾殻クンタンを抱えて伸びた根は太く、根の数もが多すぎて9センチのポットには入らない・・・


私は現在挿し芽用土の60パーセントほど籾殻クンタンを使う、籾殻クンタンにはイオン交換作用や殺菌作用、があり挿し穂を腐らせない効果が期待でき、更に遠赤外線効果によって早く根が出る、又、排水効果が高く挿し芽用土を硬くしないので引き抜くときに根を傷めない・・・



挿し芽用土に水をしっかり含ませないために良い発根をさせることが出来ない人が多い・・・・挿し芽用土の上から上からシャワーでの水遣りでは私の場合30〜40分掛け続けても充分では無いと考えている・・・上からだけでなく、大きな容器に水を貯めて挿し芽箱の下から充分水を吸わせることが重要・・・・

私の場合はハウス内に覆いをせずに置き、挿し芽後はほぼ毎日水を掛ける、籾殻クンタンが多いために加湿にはならない・・・

i0 i1 i2 (1) 目指すのは・・・・・世界一葉の多い福助

私の兼六香菊の挿し穂・・・・・私にとって世界最高品質の挿し穂

親株の茎も付けて写真を写している・・・・

茎から数ミリの所で切り対照葉を2枚落として挿し穂にする

この苗もこの時期挿さずに7月5日頃まで置くと展開葉が8枚ほどの極太の挿し穂になるのだが・・・私は根を早く作る方に重きを・・・

「小さく挿して大きく育てる」これも極意・・・・
(2) 金越山

これも、目指すのは・・・・・世界一葉の多い福助

右が矮性金越山・・・・左が普通の金越山

これも親株の茎も付けて写真を写している・・・・

茎から数ミリの所で切り対照葉を2枚落として挿し穂にする
(3) 挿し芽には鹿沼土の泥団子も重要・・・鹿沼土を篩い分けた粉を1ミリ目ほどの篩から落ちた粉を使う方がいるが、挿し芽用土の水を毛細管現象によって集めて挿し穂の切り口に運ぶと言う根の無い挿し穂の根の働きをさせるためには少なくても直径が1ミリの500分の1ほどの微砂(シルト)状の細かさにするのが望ましい・・・粘土は約1000〜10000分の1ミリほど・・・
その場合なるべく硬質の鹿沼土よりも安物の軟質の大粒の鹿沼土を西洋のすり鉢の乳鉢を使って泥団子を作ると良い・・・
 
 植える花夢・新たな菊作りに夢中
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